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再評価されるのは「人間の創造性」 これからの時代に必要な「AIクリエイティブディレクター」とは

AIの活用が、自身のクリエイティビティ発揮につながる

 だが一方で、AIを活用し人間の考えを拡張したり、生産性を上げたりすることは可能だ。つまり、人間がAIを使って自身の足場を広げることはいくらでもできる。だからこそ、全世界の多くの記号が「AI活用」に取り組んでいるのだ。

 そこで河野氏が説くのが、「クリエイティブAIディレクター」という新たな役割の必要性である。この職種とはいったい何なのか。それを語る際のひとつのポイントとして示されたのが「クリエイターの多様性」だ。

 「クリエイターは、自らの人生や生き様を反映しながらクリエイティビティを発揮していると思います。もちろん、創造性を生むためには多大なエネルギーとコストがかかっており、クリエイターとして生計を立てていくには、ある程度万人受けすることも目標にしなくてはなりません。

 しかし、AIをはじめとしたテクノロジーの力を活用することで、『万人受け』を狙うための労力を最小限におさえることができるのです。つまり生産性を極限まで上げれば、最小限のコストと時間で自らが生み出したいアウトプットを『naked』な状態で世の中に出せるかもしれない。AIが進化していった先に、そんな世界が待っているのだと思います。だからこそ今後は、『いかに多様性を発揮できるか』が重要になってくるのではないかと僕は考えています。

本講演で使われたスライドは、AI資料作成ツール「Gamma」を使用し、河野氏が「ほんの少し手を加え」作成したものだと言う。

 そして同じように大切なのが、『手を使うこと』です。AIはスピーディーかつ大量のコンテンツを作ることができるうえ、24時間働くこともでき、文句のひとつも言わない。そうなったときに人間が最大の武器にしなければいけないのが「考えること」。そして、考えることは「手を動かすこと」だと思うんです。

 たとえば美術大学の学生が大量にデッサンを行うのは、単にテクニックを学んでいるだけではない。脳のなかの構造自体を、クリエイティビティを発揮する状態にしているとも言えると思うんです。だからこそ、そういった状態をつくるためにも『手を動かすこと』は人間にとっていっそう重要になるのです」

 そう考えていくと、「作業を行ったり、作業に時間をかけたりすることの価値は徐々に薄れていき、『思考』することが重要になる」と河野氏。そして「手を動かすこと」と同じように忘れてはいけないのがそれを「楽しむこと」であり、AIと共存するために必要なスキルでもあると言うのだ。

 「少し矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、今までの世の中で大切にされていたのは『どれだけ売れるか』『売れるためのデザインやアウトプットを考えることができるか』でした。しかしそれ自体は今後AIができるようになる。

 そうなると人間は、それを監修し、善し悪しの判断をしていく必要がある。そのためには『教養』も不可欠でしょう。そしてその教養や判断をするための思考方法は、手を動かして実際にクリエイティブを制作しながら獲得していかなければならない。それが、未来のクリエイターに求められることです」

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“人間が作ったことそのもの”がブランドになる時代へ

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この記事の著者

中村 直香(ナカムラ ナオカ)

編集部。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:ミリモルホールディングス株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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2026/04/03 09:07 https://markezine.jp/article/detail/50405

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