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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2026 Spring

注目マーケティングトピックス2026

「アルゴリズム時代のブランド創造」を明石ガクト・久保田進彦両氏が語る。理解すべき「バズの型」とは?

 情報の主導権が企業からアルゴリズムへと移り変わる中、どのようにすればブランドは消費者のタイムラインに生き残れるのか。2026年1月27日、日本マーケティング学会が主催したイベントでは、動画クリエイティブの最前線を走るワンメディアの明石ガクト氏と、ブランド論の第一人者である青山学院大学の久保田進彦教授が登壇。「アルゴリズム時代のブランド創造」をテーマに、激変する消費環境とこれからのブランドのあり方について議論が交わされた。

なぜ「アルゴリズム時代のブランド創造」を語るのか?

 「企業がブランドをコントロールしていた時代から、生活者との共創の時代へ。そして今、アルゴリズムの時代に変化しました。『マーケティング』という言葉は変わらないのに、やっていることはまるで違います

 日本マーケティング学会副会長の深澤 勝義氏は、40年以上にわたるマーケティングの実務経験を振り返りながら、時代の変化を語った。

 かつてはテレビCMのGRPと認知率、トライアル率、リピート率を計算すれば売上が予測できた。それがブランドエクイティの時代を経て、SNSにおける共創の時代へと移り、プラットフォームのアルゴリズムが何を「おすすめ」するかを決める時代となった。

 「時代は変われど、“ブランド作り”の本質は人間を理解して、感情や関係性を作ることだとは思ってます。でも、本当にそうなのでしょうか。今、ブランドはどう戦えばいいのでしょうか」と深澤氏は疑問を呈する。

 この問いに向き合うため、学会はあえて異なる世界から2人のゲストを招いた。アルゴリズムの最前線でショート動画を作り続ける実務家・明石ガクト氏と、消費者とブランドの関係性を研究し、『リキッド消費とは何か』(新潮社)の著者でもある久保田進彦氏だ。両者は当日が初対面。台本なしの対話から、何が見えてくるのか。

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青山学院大学 経営学部 教授 久保田 進彦氏(画像左)、ワンメディア株式会社 代表取締役CEO 明石ガクト氏(画像右)

明石ガクト氏が見る「中心なき時代」

 「今や、ルイ・ヴィトンのようなハイブランドですら、ショート動画を作る時代なんです」

 明石氏はこう切り出した。明石氏が2014年にワンメディアを創業した当時、YouTubeは「CM置き場」と揶揄されていた。それが今や、YouTubeショートの1日あたり再生回数は700億回を超え、2024年から2025年にかけて286%伸長した。

 今日に至るまでに、ブランドと消費者の出会い方は3つの時代を経て変化してきたと、明石氏は整理する。

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(クリックすると拡大します)

 2000年代は「検索の時代」だった。GoogleやYahoo!が顕在化したニーズを刈り取り、楽天やYahoo!ショッピングを通じたネット通販ブランドが台頭した。2010年代は「SNSの時代」。フォローという関係性をベースに、YouTuberやインスタグラマーが影響力を持ち、D2Cブランドが次々と生まれた。

 そして2020年代、時代は「アルゴリズムの時代」に突入した。TikTokが生み出したレコメンドエンジンは、フォローしていない人の動画もタイムラインに表示する。この「おすすめ」がすべてを決める現在の状況を、明石氏は「中心のないドーナツのような構造」と表現する。

 「雑誌の表紙やテレビCMのような一等地は存在しません。アルゴリズムが個々人に最適化されたタイムラインを作る中で、ショート動画を作らなければ消費者とブランドは出会えない可能性すらあります」(明石氏)

 特定の「中心」がない中で、いかにしてブランドの蓄積を生むかが、実務上の最大の懸念となっている。続けて久保田氏は、この変化を消費者心理の側面から読み解いた。キーワードは「リキッド消費」と「嗜好のアルゴリズム化」だ。

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3月4日(水)の「MarkeZine Day 2026 Spring」に、久保田進彦氏が登壇! 詳しくは、イベントページをご確認ください。

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久保田氏が見るアルゴリズム時代は「嗜好の小さな一致」

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この記事の著者

竹上 久恵(編集部)(タケガミ ヒサエ)

早稲田大学文化構想学部を卒業後、シニア女性向けに出版・通信販売を行う事業会社に入社。雑誌とWebコンテンツの企画と編集を経験。2024年翔泳社に入社し、MarkeZine編集部に所属。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2026/02/25 07:30 https://markezine.jp/article/detail/50427

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