利用者の7割が男性、主婦層も徐々に増加
全国の「もしもドロップシッピング」会員を対象に行われた今回のアンケート調査では、1,983名の回答を得た。回答者の性別を見ると、男性7割、女性3割だが、同レポートは「予想以上に女性が多い」と分析。年代別では30~49歳までの年齢層が全体の7割を占め、既婚者も全体の7割近くになっている。
職業で最も多いのは「会社員」が44%で、「自営業」、「主婦」が続いており、「副業」や「お小遣い稼ぎ」として利用している人が7~8割。特に主婦ユーザーの割合が徐々に増加しているという。
ドロップシッピングに取り組む時間は「1日30分未満」が最も多く、かなり短い。しかし、「商品を販売するまでにかかった期間」では、約4割の人が1か月以内に商品受注を得たと回答しており、短時間でも日々継続しながら成果をあげているようだ。
また、集客方法に関しては、「PPC広告」(検索連動型広告)、「SEO」、「その他」がそれぞれ3割を占め、「その他」ではチラシの配布など、リアルでの集客を行っている人もいるという。
ドロップシッピング以外にも、さまざまな副業にチャレンジ
ドロップシッピングを利用している理由としては、「趣味」と「副業」がほぼ同率の4割で、「本業」として取り組んでいる人も全体の7%を占めている。そんなドロップシッピングユーザーの世帯年収データを見ると、年収300万円以下の人は全体の4割近く、年収500万以下の人が7割を占めている。
また、現在の収入に対する満足度についてたずねたところ、「まったく満足していない」は78%で、「満足していない」と「やや満足していない」と合わせると、現在の収入に満足していない人は全体の93%にのぼる。
こうした収入への不満からか、ドロップシッピングだけでなくさまざまな副業を試している人も多く、6割以上の人が何らかの副業を経験。中でも「アフィリエイト」、「オークション」など、インターネットサービスを利用した副業の人気が高くなっている。
同レポートでは、30代から40代の既婚会社員の男性と主婦の女性が多いドロップシッピングユーザーは、支出の増加や老後の蓄えに備えるために利用している人が多いと指摘。今後は、ユーザーの生活をサポートできるような大型かつ安定した基盤へとドロップシッピングを進化させていくことがドロップシッピング業界の課題だとしている。
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