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「アドエビス」がマーケティングROIを向上させるワケ


緻密なサイトリニューアルに役立つ

 ――ほかに、よく使われる機能はありますか?

 松田氏:アドエビスのLPOもすごく役に立ちましたね。もともと、弊社はキャッチコピーやサイトを何パターンか作って、どれがいいだろうかというLPOはあまりやらないんですね。なぜなら、サイトの訪問者数が月間1000人くらいだと、あまりやっても意味がないからです。

 たとえば、月間1000人の訪問者に対して、AサイトとBサイトを1:1の割合で見せます。その結果、Aサイトはコンバージョンレート1%、Bサイトは2%になりましたと。でも、それって人数にすると5人と10人なんですね。

 この数だと有意差はきちんと出ない。これで経営判断していいほどの有意差ではない可能性が高いんです。実際、800クリックくらいで出たデータが、3000クリックくらいになったときには、AとBが逆転するということが何度もありましたから。

 とはいえ、サイトのリニューアルはどうしてもニーズとしてあるので、そのときはアドエビスのLPOを使いました。というより、アドエビスのLPOでなければ、あのようなサイトリニューアルはできなかったですね。

グループ単位のLPOではなくキーワードごとのLPO

――どういう点が、アドエビスならではだったのでしょうか?

 松田氏:アドワーズでもLPOはできるのですが、広告グループ単位でしかできないんですね。しかし、私はもっと緻密なLPOがしたかった。というのは、当時そのクライアントのサイトは月商約5000万円で、それがLPOをやって新しいサイトがダメでしたとなったら月商4000万円とかになる可能性があったからです。だから、慎重にやる必要があったわけで、それに対応してくれるのがアドエビスのLPOだったのです。

――アドエビスの場合は、1つのキーワードからLPOができますからね。

 松田氏:はい。そこで、何百というキーワードの中から、過去半年間で一番コンバージョンレートが変動しないキーワードを1つ探し出し、そのキーワードで検索した人たちだけに、現サイトと新サイトを1:1の割合で表示させるように、アドエビスのLPOを使ってまずはテストしてみました。

 なぜ、そうしたかというと、1つは安定したキーワードなら、少ない分母でテストしても有意差が出やすいだろうと思ったからです。もう1つは、このキーワードは全体のごく一部なので、もしこれで失敗しても、月商5000万円が一気に4000万円になることはなく、悪くても4700万円とかですむだろうと思ったからです。

 そして、その結果を見て、今度はすべてのキーワードでLPOをするという2段階のステップを踏みました。その結果、クライアントの売上を落とすことなく、サイトのリニューアルに成功し、今ではその会社の売上は月商7000万円になっています。

通常はランディングページの最適化を計るLPOも、使い方次第でこんなリスク回避もできてしまう。
サイトやランディングページのリニューアルなど180°変化が起こるものは、
一歩間違えばクライアントへ大きな損失をもたらすこととなる為、できるだけリスクヘッジをしていきたい。
通常はランディングページの最適化を計るLPOも、使い方次第でこんなリスク回避もできてしまう。サイトやランディングページのリニューアルなど180°変化が起こるものは、一歩間違えばクライアントへ大きな損失をもたらすこととなる為、できるだけリスクヘッジをしていきたい。

 すでに、私は弊社のクライアントには、アドエビスを導入するように勧めています。理由は、これまでお話ししてきたように、すごく役に立つからです。単なる広告の効果だけを知りたいのであれば、オーバーチュアやアドワーズの管理画面だけでいいかもしれませんが、経営判断をするためには正確な効果測定が必要なのは当然ですよね。

アドエビスのクロス集計機能。縦軸・横軸をさまざまな指標でご自由に設定することで、
ニーズに合わせたレポートはもちろん、専用のアドオンをダウンロードすることで、
オートフィルターも可能になる。業務の中で多くの手間を取られるレポート作成の簡易さも、
効果測定ツールを選ぶポイントにしたい部分。
アドエビスのクロス集計機能。縦軸・横軸をさまざまな指標でご自由に設定することで、ニーズに合わせたレポートはもちろん、専用のアドオンをダウンロードすることで、オートフィルターも可能になる。業務の中で多くの手間を取られるレポート作成の簡易さも、効果測定ツールを選ぶポイントにしたい部分。

 正確な広告のデータをもとに、クライアントと結果を共有し、同じ目線で検証、提案という流れをスムーズに作るために、ぜひアドエビスを導入された方がいいと思いますね。

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株式会社ロックオン(カブシキカイシャロックオン)

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MarkeZine(マーケジン)
2009/03/30 10:24 https://markezine.jp/article/detail/5826

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