ネット調査会社eMarketerが現地時間の1月9日に発表したレポートによると、2006年には15億ドルだったモバイル広告の世界市場規模が、2011年に139億ドルに達し、ネット広告全体におけるモバイル広告の割合は、2006年は5.4%だったが、2011年には21%に達する。
一方、広告戦略については、2007年には、マスメディアから発信してモバイルのダイレクトな反応に落とし込むクロスメディア戦略が一般的になると分析。日本では、QRコードによる印刷物とモバイルの連携によって消費者の反応を得る手法はすでに一般的だが、西ヨーロッパや北米、アジア太平洋地域にも浸透することによって、モバイル市場は大きな飛躍をとげるだろうと述べている。
市場の成長は約束されているものの、超えなければならないハードルは多い。2007年、キャリアと広告代理店は、消費者がよりモバイル広告を認知し、受け入れるような改革にチャレンジする必要があるとeMarketerは提言している。
"The Hottest New Media Platform of 2007 Is Right in Your Hand" (eMarketer)