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即ゴミ箱行きのフォローメールにしないための作法

まずは捨てられないための工夫を!

 いくら上記のフローに従い、最適なタイミングで、よい内容のメールを送ったとしても、やはり知り合いではない企業からのメールは、顧客が特に必要と感じる“申込み内容確認メール”や“発送案内メール”以外は「ゴミ箱行き」の可能性がかなり高い。ちなみに、下記は私のhotmailの受信ボックスだが、あっという間に「ゴミ箱行き」になるメールで溢れかえっている。

ゴミ箱行きのメールで一杯
ゴミ箱行きのメールで一杯

 そんな「ゴミ箱行き」をなるべく低くし、メールの生存率をぐっと上げるための工夫が何点かある。いずれも自分自身がどんなルールでゴミ箱行きを決めているかがポイントとなる。以下メールの生存率をあげるための工夫を紹介する。

送信者名は「企業名」+「担当者の個人名」が適切

 私の受信ボックスをみても分かるとおり、送信社名が企業名のみで「株式会社○○」のみで記載されているものは、明らかに「ただの広告メール」と認識できてしまうため、生存率がかなり低い。DMも同様だが、メールの向こう側に人間性を感じたとき、「何も確認せずに破棄する」ことはしなくなる。つまり、少なくとも「株式会社○○ 本松慎二郎」などのように個人名を付記したほうが、捨てられず、内容を確認してもらえる可能性がぐっとあがる。

タイトルには記号・絵文字・数字を多用しない。」

 次に注意すべき点は、メールのタイトルである。これも私の受信ボックスを見てもらえば一目瞭然だが、タイトルを一瞬みただけでゴミ箱行きになりやすいメールには、特徴がある。もはや多くの広告メールが、「目立つように」と頑張って工夫がされすぎており、以下のようになりがちである。

悪い例

 ★★≪○○○○≫ ○○○○○セール!!!!★★

 このように派手な装飾の施されたタイトルのメールは、他の同様の装飾をされたメールと一緒に、「ただの広告メール」 として破棄される可能性が高いのだ。

“割引”“増量”“ポイント付与”“限定”などの文言は、使いどころが肝心

 メールのタイトルに関して、もう1点言えることは、割引・増量・ポイント付与・限定など、セールスインパクトの強い文言は、顧客自身がよほど興味ある商品でないかぎり、他の企業からのギラギラした広告メールと同様に無視されがちである。

 また、これらの文言の含まれた広告を乱発しすぎると、顧客にとっては「安売りや増量が当たり前」となってしまい、商品のリピート化を目指す場合は、後々大きな障壁となりがちである。これらの文言を使用するならば、「サンプルお試し中」や「サンプルお試し直後」など、商品への興味が一番上がっているタイミングに限定して使用したほうがよいと考えられる。

 以上のことに留意することで、まずはメールを破棄させず、開封させることが出来る確立がかなりあがると思われる。次回は開封後のメールの内容について解説したいと思う。

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この記事の著者

本松 慎二郎(モトマツ シンジロウ)

1977年福岡生まれ、福岡育ち。
西南学院大学法学部卒業後、福岡銀行に入社。その後、accenture、株式会社アサツーディ・ケイ(ADK)にて、クライアントの売上げ・生産性向上を軸としたコンサルティング業務に従事。現在は通販王国と言われる九州において、インターネット広告を中心とした総合プロデュースおよびコンサルティ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2009/01/07 11:00 https://markezine.jp/article/detail/6122

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