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メガネ市場は買換えサイクルの長期化などで右肩下がり、3プライス店は若年層に人気

 発表されたデータは、メガネフレーム販売チャネルのうち、「眼鏡専門店・チェーン店」、「眼鏡専門店・3プライス店」の2チャネルをカバーしており、この2チャネルは、金額ベースで全チャネルの約70%を占めている。

 2008年1月から10月において、メガネフレームの販売数は月平均で約110万枚。最も売れ筋のフレーム販売価格帯は「5000円未満」(25%)、「5000円以上7500円未満」(20.2%)となっている。3プライス店でのフレーム+レンズのセット価格は、主に5000円台、7000円台、9000円台、1万円前半台に設定され、そのうちフレーム単体価格は「5000円未満」、「5000円以上7500円未満」に多くが集中している。

販売価格帯別構成比(2008年1月~2008年10月累計)

 かつては、3月とボーナス時期の6・7・12月に販売ピークを迎えるカテゴリーだが、データ上からは6・7月に山は見られず、消費者の購入時期が分散してきている。3月の販売枚数は対象期間中で最も多いが、この伸びは「3プライス店」からもたらされている。3プライス店の顧客は若年層が多く、新学期、新入学、就職等、新生活を控えたこの時期に購買者数が増えるものと思われる。

 メガネフレームおよびレンズ合計の2008年総市場規模は、対前年比4.8%減の4377億円と推測され、買い替えサイクルの長期化、低価格セット販売チャネルの出現・伸張と、それに伴う単価の下落によって右肩下がりの傾向を続けている。

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MarkeZine(マーケジン)
2008/12/18 15:35 https://markezine.jp/article/detail/6150

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