SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

新着記事一覧を見る

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第107号(2024年11月号)
特集「進むAI活用、その影響とは?」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

モバイルビジネスの成功法則をキャッチ!mobidec2008レポート

「さまざまなデバイスで最良のインターネット体験を」
Operaウィジェットを活用するメリット

 ブラウザ専門メーカーのOpera Software。同社のブラウザは、PCだけでなく、携帯電話、ゲーム機、セットトップボックスなどにも採用されている。mobidec2008では、同社の安江氏は、プラットフォームを越えたコンテンツをすばやく開発可能にする「Operaウィジェット」の概要とメリット、開発方法論について語った。【その他のレポートはこちらから】

最良のインターネット体験をさまざまなデバイスで

 Opera Software社は、1994年に設立された、ノルウェーに本社を持つウェブブラウザ専門メーカー。600名の社員のうち400名もがエンジニアとしてブラウザの開発に携わっている(日本は社員50名)。PC向けのOperaデスクトップは1億7千万以上のダウンロード、モバイル向けは一億件以上のインストール実績があり、携帯電話向けにはauの『PCサイトビューアー』やWillcomの『WILLCOM03』、その他Windows Mobile端末にも多く採用され、組み込み機器でも、ニンテンドーWiiやニンテンドーDSi、ソニーのデジタルフォトフレームなどにも搭載されているという。

 同社のビジョンは、「最良のインターネット体験をさまざまなデバイスへ」だ。PCや携帯電話だけでなく、ゲーム機などにもブラウザを提供している中、安江氏はそのビジョンを実現するために今後注目されるのが“ウィジェット”だとし、「Operaウィジェット」の概要を説明した。

Opera Software International AS ビジネス デヴェロップメント マネージャー 安江秀介氏
Opera Software International AS ビジネス デヴェロップメント マネージャー 安江秀介氏

 ウィジェットは、天気や地図、ニュース、メールなど、単機能に特化したWebアプリケーション。ブラウザの外側で動作するので、デスクトップに置くなど、好きなときに利用できるのが特徴だ。Webサイトの場合、ソースコードをすべてダウンロードする必要があるが、ウィジェットの場合、データはサーバの中にあり、必要なときに差分データを必要なだけダウンロードする形が一般的だ。

 Operaウィジェットは、こうしたWebアプリケーションを携帯電話もしくはその他のデバイスでローカルに動作させる技術。HTMLとAjaxなど、Web標準技術を用いて開発できるため、短期間での開発が可能。異なるソースのデータをマッシュアップしたアプリケーションも可能で、現在PC向けにはWindows、Mac、Linuxに対応し、日本の携帯電話では、KDDIが『au oneガジェット』という名称で採用している。

 Windows Mobile端末向けには、『Opera Mobile 9.5 beta』をインストールすれば、Operaウィジェットの利用が可能。また、PC向けには1,500以上のウィジェットが既に公開済みで、現在デバイスを超えて動作するウィジェットのコンテスト「X-Widgets チャレンジ」を実施しているという。このコンテストは、PCだけでなく、携帯電話など、クロスプラットフォームで動作するウィジェットを募集するもので、優秀作品には賞金が授与されるという(参考:Opera Widgets blog)。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
Operaウィジットの3つのメリット

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
モバイルビジネスの成功法則をキャッチ!mobidec2008レポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

伊藤 真美(イトウマミ)

フリーランスのエディター&ライター。もともとは絵本の編集からスタートし、雑誌、企業出版物、PRやプロモーションツールの製作などを経て独立。ビジネス系を中心に、カタログやWebサイト、広報誌まで、メディアを問わずコンテンツディレクションを行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2008/12/28 11:00 https://markezine.jp/article/detail/6203

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング