さまざまな数字の前に、「ユーザー」を意識する!
Webマーケティングの現状を把握するにあたり、2つ重要な点があります。それは「何について」把握するのか、そしてそれを「どのように」把握するのかということです。
PV、訪問者数、コンバージョン率、平均滞在時間、等々、さまざまな数値が頭に浮かぶと思います。しかし、ここで忘れてならないのがユーザー、つまりサイトに訪問するお客様です。
PVも、訪問者数も、コンバージョン率も、平均滞在時間も、ユーザーがサイトを訪問しサイト内を動くことにより計測されます。現状把握する対象は「ユーザーの一連の動きである」と意識することが重要です。
「どのように」現状把握を行うべきか
結論から書くと、サイト上のユーザーの一連の動きを複数の「プロセス」にわけた上で、その全体像を把握することが非常に有効だと考えています。各プロセスは改善施策を検討することが可能な単位であり、基本的には
- サイト訪問(ユーザーが何をきっかけにサイトを訪問するか)
- エントランスページ(ユーザーがまずどのページに流入するか)
- サイト回遊(ユーザーがどのようにコンバージョンプロセスに到達するか)
- コンバージョンプロセス(ユーザーがコンバージョンするか)
の4つのプロセスになります。
この4つのプロセスごとの現状を把握することによりどのプロセスがボトルネックであるか特定し、ボトルネックプロセスを集中的に分析、改善を行います。ボトルネックプロセスが改善されると、プロセス全体のパフォーマンスが改善されることになります。

ここでひとつの疑問が沸くと思います。なぜプロセス化が有効といえるのでしょうか?