ファイザーの提携収益を含む2008年度の売上高は、対前年比0.7%増の4,395億円となった。部門別に見ると、同社の売上の93.77%を占める医療用医薬品事業は、薬価改訂や主力製品の特許切れによる後発品の参入など厳しい環境となったため、前年比2.04%減の4121億2600万円。一方、アニマルヘルス事業は69億5200万円(12.21%増)、輸出その他が204億3400万円(132.14%増)となった。
このうち、アニマルヘルス事業のコンパニオンアニマル部門では、2007年に発売した犬猫用セファロスポリン系注射剤「コンベニア」が伸び、動物薬抗菌剤市場でNo.1のポジションを獲得。2008年12月には犬用寄生虫駆除剤「レボリューション12%」を投入している。ファイザーのアニマルヘルス事業では、このほか家畜用医薬品のライブストック部門、樹木・果樹・野菜向けの製品を展開するプラントヘルス部門がある。
【関連記事】
・ペットにかける年間支出、不況下でも20%増加
・ペットにかける費用は1か月で「3000円未満」が約5割
・猫の人気品種、アメショを押さえて「スコティッシュ・フォールド」が1位
・人気犬種に変動、「チワプー」などの混血犬“ハーフ犬”もランクアップ