ディスコは、2010年3月および2009年3月卒業予定者の採用活動に関する調査を2月に行い、1,194社から回答を得た。
2010年4月の採用見込みについて、2009年4月入社予定者と比較して「増加」と回答した企業は全体の9.0%で、昨年10月に行った調査結果からさらに4.8ポイント低下している。また「減少」と回答した企業は全体の27.4%、「採用予定なし」は7.0%で、昨年10月調査と比較すると、「減少」は約2倍、「採用予定なし」は5倍に増加している。
「採用予定なし」の割合が多いのは、従業員数299人以下の企業で9.6%、1,000人以上のいわゆる大企業では、昨年10月調査ではゼロだったが、今回は4.1%となっている。採用側が有利と感じる、いわゆる「買い手市場」を実感するかどうかについては、「強く実感している」(10.4%)と「やや実感している」(44.8%)を合わせると、55.2%の企業が実感している。この傾向は企業規模が大きくなるほど強く、従業員数1,000人以上の企業で合計値が59.5%にのぼっている。
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