「Windows Marketplace for Mobile」では、開発者がアプリケーションの価格を設定し、その売上から7割を得ることができる。アプリケーションは登録料99ドルで5つまで登録でき、さらに追加する場合は1つのアプリケーションごとに年間99ドルかかる。ただし、学生の場合は、MicrosoftのDreamAparkプログラムに登録すると免除される。
Windows Marketplace for Mobileは今春オープンして開発者の登録を開始し、アプリケーションの登録が可能になるのは夏からとなる。開発者は、Windows Marketplace for Mobileを通じて、Windows Mobile 6 SDKや.NET Compact Framework 3.5を含む開発ツールやテクノロジを利用することができる。Microsoftは、次世代OSのWindows Mobile 6.5では、より高度な開発が容易に行えるとして、多くの開発者にWindowsフォン用のアプリ開発を利用を広めたい考えだ。
Google主導で普及を進めているAndroidも、2008年10月にマーケットプレイス「Android Market」を公開している。登録費は25ドル、開発者が売上の70%を、残りはキャリアが受け取り、Googleは一切のマージンを受け取らない方針を明らかにしている。今回の「Windows Marketplace for Mobile」によって、Appleが口火を切った開発者を巻き込んだ競争が本格的に展開されることになる。
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