調査対象となったのは、20歳以上の正社員721名と、4月1日に就職予定の20歳以上の新社会人310名。「登場する知人・友人の氏名や勤務先が匿名であれば、会社での出来事をブログなどに書き込む」ことを「許せる」または「やや許せる」と回答したのは、社会人60.7%、新社会人の67.7%。勤務先の上司によっては、「ええー!」と思う人もいるかもしれない。
しかし、逆に「自分の許可なく仕事上での自分の言動をブログなどに書き込む」ことについては「許せない」という答えが、社会人・新社会人もともに6割以上となっている。この、自分に関わることについては神経をとがらせる傾向は、仕事を離れたプライベートなブログでより顕著になり、「自分が撮影した友人の写真をブログに掲載する」ことについて、「許せない」とした人は新社会人の45.2%、社会人の63.0%。親しい人が写っている写真の公開には、より慎重であることがうかがえる。
逆に、友人が撮った写真を自分の許可なく掲載することについては好悪がよりはっきりしており、「許せない」とする人の割合は、新社会人で58.4%、社会人では実に81.7%に達している。上司からすれば、「会社のことも自分のこと同様、いやそれ以上に慎重に考えてほしい」と思うかもしれないが、やはり他人事という感は否めないようだ。
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