米グーグルは、2006年12月31日を末日とする第4四半期決算を、現地時間の1月31日に発表した。
売上高は前年同期の19億1,900万ドルから67%増の32億1,000万ドル、営業利益は前年同期の5億7,000万ドルから86%増の10億6,000万ドル、純利益は前年同期の3億7,200万ドルから177%増の10億3,000万ドル。
第4四半期の広告収入をサイト別に見ると、グーグル自身のWebサイトからは19億7,700万ドル、AdSenseやAdWordsといった広告プログラムのパートナーサイトからなるGoogle NetworkのWebサイトからは11億9,800万ドル。一方、グーグルがパートナーに支払う手数料「TAC(Traffic Acquisition Cost)」は9億7,600万ドルまで増加し、広告収入に占める割合は31%。TACの内訳は、AdSenseパートナーに最終的に支払われた9億1,600万ドルとその他のパートナーに支払われた6,000万ドル。
また、同社は当4四半期中に3億6,700万ドルを支出して、データセンターやネットワーク・インフラを増強。データセンターはオレゴン州ダレスにあり、2006年6月に建設中であることが報じられた。
2006年通期の業績も発表され、売上高は前年の61億3,900万ドルから73%増の106億500万ドル、営業利益は前年20億1,700万ドルから76%増の35億5,000万ドル、純利益は前年14億6,500万ドルから110%増の30億7,700万ドル。通年の広告収入は、グーグルのWebサイトからは、63億2,300万ドル、Google NetworkのWebサイトからは41億6,000万ドルとなっている。
プレスリリース:"Google Announces Fourth Quarter And Fiscal Year 2006 Results"