先生に質問しない生徒は6割、「めんどう」「話しかけにくい」
ネットエイジアは、昨年12月から1月にかけて行った調査で、全国の小学生・中学生・高校生1000名(男性25.4%、女性74.6%、うち小中学生は25.2%、高校生74.8%)から得た回答をまとめた。その結果、授業の内容や問題集で、わからないことや苦手なことがあった場合、自分なりにある程度対処している生徒は3割ほど。一方「解決できていない」は49.6%に達しており、半数近くがわからないことや苦手なことをそのままにする傾向がが明らかになった。
疑問を解決するための方法として、学校や塾を含めた「先生」へ質問をしているかについては、「しない(「全くしない」14.7%と「あまりしない」43.1%の合計)」は6割にのぼっている。質問をしない理由については、「質問するのが面倒だから」が49.1%と最も多く、「先生に話しかけにくい」(42.7%)、「どう質問していいかわからない」(36.7%)が続いた。
パソコンやゲーム機での学習も、多様化する学習環境
今回の調査では、多くの家庭に普及しているパソコンを使った自宅学習への関心にも焦点を当てている。現在パソコンを使って勉強している生徒は小中学生で4.0%、高校生でも4.4%と現段階ではあまり高い数値を示していない。しかし、「とても興味がある」17.2%と「やや興味がある」40.2%をあわせるとは約6割が関心を持っており、パソコン学習に効果があると考える理由には、「自分のペースに合わせることができる」のほか「動画・音声解説があるので学習内容が理解しやすそうだから」があがっている。
また、現在、学校以外でどのような勉強をしているかたずねたところ、小中学生(252名)のトップは「塾」(56.3%)で、「ニンテンドーDSなどのゲーム機を利用して勉強している」(20.6%)が続いている。高校生(748名)のトップは「学校以外の勉強はしていない」が49.3%と最も多く、「塾」(23.0%)、「通信教育」(16.4%)、「ニンテンドーDSなどのゲーム機を利用して勉強している」(13.2%)となった。
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