NTTドコモ、電通、NTTアドの合弁会社であるディーツーコミュニケーションズ(以下、D2C)は、1月17日に開催した「D2Cモバイルマーケティングセミナー」のレポートを公開。その中で、NTTドコモが2006年10月から「iメニュー」で提供している検索サービスと連動させた広告商品のプランを明らかにした。
この商品は、検索結果表示部分の上下に、検索キーワードに応じて異なる広告を表示するもので、広告掲載端末はFOMAのみでスタート。掲載期間は2カ月で、「仕事」、「音楽」、「金融」など、カテゴリーごとに決められた単価によるクリック単価制でローテーション表示される。同社は5月中旬からテスト掲載開始、6月初旬には本掲載開始の予定としている。
その後は、入札制の導入や掲載スペースの拡張、配信地域を限定するエリア広告なども提案していく予定。さらに、検索結果画面だけでなく、コンテンツマッチ型のADネットワークを構築し、サイト中のページにも広告を表示するプランも検討中だという。
セミナーでは、ドコモユーザーの85%以上が検索を利用しているという調査結果が報告され、週1回以上利用するユーザーも3割以上。さらには、テレビ、新聞、雑誌などの広告にあった語句を検索するケースが30~40%以上あったことから、クロスメディア広告媒体としての可能性の高さが指摘された。