今年2月に行われた調査では、幅広いジャンルの30のポータルサイトでバナー掲載を行い、総表示回数約48万8000インプレッションのデータをもとに分析している。
OSでは「Windows XP」の普及率が約66.61%で、現状のメインOSとなっている一方、「Windows Vista」の普及率は23%で、前回調査(2007年9月)より約17%と大幅に増加している。「Macintosh」は約6.02%で、前回の約3.9%から微増となっている。
ブラウザソフトでは「Internet Explorer」は、全体の約66%のユーザーがなんらかのバージョンを利用しており、最も多いのは「IE7.0」の42.44%。「Firefox」の普及率は18.19%で、前回の5.29%から大幅に増加。また、Chrome、Sleipnir、Operaなどの割合も増えている。
リッチコンテンツの視聴に欠かせないプラグインでは、「Flash6」以上の普及率が98.87%で、ほぼすべてのPCでFlashを利用した動画視聴が可能となっている。また、「Flash10」の普及率も58.43%と過半数を超えている。一方、マイクロソフトの「Silverlight」の普及率は24.33%で、今後どこまで伸びるかは注目される。
また、ディスプレイにおいても、「XGA」(1024×768ピクセル)から、「SXGA」(1280×1024ピクセル)へと、より大きな画面サイズへの移行が進んでいる。前回調査では、「XGA」が54.03%と最も多かったが、今回は「XGA」は30.92%に縮小し、「SXGA」が44.35%と最も多くなっている。
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