外部SEO対策による検索順位の統計
Yahoo!インデックス数
同一ドメイン内により多くのページを持っているサイトは、Yahoo!からの評価が高くなる傾向があります。
Yahoo!インデックス数
- 変化はありません。
- 評価対象であると考えられます。

Yahoo!カテゴリ登録
Yahoo!カテゴリに登録されているサイトは、Yahoo!スタッフによる厳正な審査をパスしたサイトであるため、当然Yahoo!からの評価が高くなります。
Yahoo!カテゴリ登録サイト
- 若干弱まった傾向が見られます。
- 依然、強力な評価対象であると考えられます。

Yahoo!カテゴリ登録サイト(カテゴリ名)
- 若干弱まりました。
- 評価対象であるとは考えにくいです。

Yahoo!カテゴリ登録サイト(サイトタイトル)
- 若干弱まった傾向が見られます。
- 極めて強力な評価対象であると考えられます。

Yahoo!カテゴリ登録サイト(サイトコメント)
- 大きな変化はありません。
- 強力な評価対象であると考えられます。

Yahoo!被リンク
外部ページからのリンク(=被リンク)が評価されるのは、Yahoo!にとってもGoogleにとっても不変のルールです。
「どんなリンクが評価が高いのか?」については、下の項目、被リンクの評価をご参考下さい。
Yahoo!被リンク数
- 変化はありません。
- 評価対象であると考えられます。

被リンクの評価(by 株式会社QOOP)
アルゴリズム変更時に、アルゴリズムのどこが変更されたかを速報として報告するために検索キーワード10キーワードのデータを用いて、以下の項目について順位との相関分析を行いました。
大量のデータから、意味のあるデータを見つけ出すための分析方法。今回の被リンク分析でいえば、グラフが下に伸びているほど各項目の順位に対する影響力があるといえます。
調査対象キーワード
美容整形/求人/不動産/保険/キャッシング/老人ホーム/ダイエット/レーシック/中古車/賃貸
分析データ項目
10キーワードのYahoo!上位50件につき、以下の項目を作成しました。
2008年12月16日および2009年5月16日に取得したデータを分析しました。
なお、今回(12月16日取得データ)より、IPに関してはclassA~Dに分解して分析を行っています。
例)123. 45. 67. 89
classA. classB. classC. classD
- link:「link:~」の件数
- linkdomain:「linkdomain:~」の件数
- site:「site:~」の件数
- link表示数:「link:~」の検索結果として表示される件数
- linkユニークドメイン:link表示数の重複ドメインを除いた数
- link_IP_classA~D分散:linkユニークドメインのIPを各classまでの単位で重複削除した数
- link_NS_classA~D分散:linkユニークドメインのネームサーバーのIPを各classまでの単位で重複削除した数
- 関連リンク表示数:「link:~+対象キーワード」の検索結果として表示される件数
- 関連リンクユニークドメイン:関連リンクの重複ドメインを除いた数
- 関連_IP_classA~D分散:関連リンクユニークドメインのIPを各classまでの単位で重複削除した数
- 関連_NS_classA~D分散:関連リンクユニークドメインのネームサーバーのIPを各classまでの単位で重複削除した数
全体の概要

linkdomainおよびsiteに関してはほとんど順位に関係しないと言えます。
12月と比べると上位にlinkの多いサイトが増えたようです。
しかし、全体として外部リンクの影響は若干弱くなったようです。
リンクの特性別の影響

上のグラフは前ページグラフの中で、関係が強い項目について拡大したものです。
12月16日と5月27日を比較すると、次の3つのことが言えます。
- リンク量(link表示数、linkユニークドメイン)の影響は弱くなりました。
- 関連リンクに関する項目は総じて影響が弱くなりました。
- linkのIP分散に関する項目のみ、少し影響が強くなりました。
全体的には、外部リンクの影響は前回より弱まった感があります。
結論
今回、2009年5月22日のYahoo!アルゴリズム更新についての調査では、以下のような特徴が検出されました。
- 見出しタグによるキーワード強調が有効に。
- ページ内の情報量が多いほど有効である。
- ドメイン年齢の評価がほぼ無くなった模様。ドメイン売買テクニックへの対処か。
- 被リンクの影響力は、全体的に弱まった感がある。
- テーマ関連性の高いページからのリンクの影響も弱まっている。
- 被リンクのIPアドレス分散は影響が強まっている。
この記事は、(株)スプール社の「SEO対策リサーチ」よりの転載記事です。