企業向け動画配信プラットフォームを提供するブライトコーブは、「Brightcove 3」の日本語版を発表した。
「Brightcove 3」は、動画のアップロードやエンコーディングなどを行う「メディア管理」機能、番組作成やレポート・トラフィック解析などを行う「パブリッシング」機能、配信した動画のクチコミを喚起させる「口コミ・バイラル」機能、マネタイズのサポートをする「収益化」機能という、企業が動画配信をする際に必要となる4つの機能を標準で搭載している。
日本では、2008年8月に英語版の状態でサービスをスタート。アサヒビールグループ、Sony Music、オレンジページnet、などが自社サイトのメディア力を高めるために採用していた。
日本語版リリースに際し来日した米ブライトコーブ共同設立者兼CEOのジェレミー・アレイア氏は、「私たちのビジネスはここ数年で急成長しており、今期は黒字化を達成しました。現在、グローバルにおいては世界27カ国、700社で利用されている実績があります。日本市場は世界の中でもブロードバンドが普及している国であり、メディア・広告ビジネスの市場規模も大きいため大きな可能性があると確信しています。一方、動画配信ビジネスに関してはまだ黎明期であり非常に良いタイミングでの参入と考えています」と意気込みを語った。
なお、正式リリースに伴い同社では「Brightcove 3」の1か月間の無料トライアルを実施している。
【関連記事】
・ブライトコーブとアドビが提携拡大、放送局やメディア向けに高品質な長尺動画の配信を可能に
・オレンジページが動画コンテンツ「キッチンTV」公開、動画配信はブライトコーブ
・米ブライトコーブ、電通、Jストリームら5社が新会社設立、動画配信プラットフォーム提供事業を展開