もはや誰もが知っているサイトに成長したYouTubeをはじめ、動画配信サービス・動画サイトはどんどん身近なものになってきています。そこで今回はインターネットの動画コンテンツサービスの現状と今後の将来予測についてお話したいと思います。
YouTube、mixi動画…次々に誕生する動画サイト
2006年、YouTubeが爆発的に普及し、さらにそれを伸び盛りのGoogleが16億5000万ドルで買収したのは記憶に新しいところです。そしてmixiが動画共有サービス「mixi動画」のサービスを開始させたのは、MarkeZineニュースでもつい先日取り上げられたばかりです。
MarkeZineニュース:「ミクシィ決算発表は業績大幅アップ、月間100億PV、そして「mixi動画」スタート!」
ユーザによるネット利用時間の増加と、ネットワークインフラの整備、そしてテクノロジー向上によるリッチコンテンツの普及により、Webサービスはこれまでと比べ短期間で知名度を向上させることができるようになりました。今後は、さらに短い期間でより価値の高いサービスが生み出されてくるのでしょうか。今回は、これからのWebサービス、そしてさらにその先の市場を考える上で欠かすことのできない動画配信サービスのビジネスモデルについて取り上げたいと思います。
地上波に大敗した過去
まずはこれまでに生み出されたインターネットの動画コンテンツビジネスですが、今振り返ってみると、作られたサービスの数に対して、ビジネスとして成功したケースは、残念ながらいささか少なかったイメージがあります(今でこそ、無料動画GyaoやYahoo!動画などがありますが、一昔前であれば、動画で利益を出せていたのはアダルト系くらいではないでしょうか?)。
もっとも動画コンテンツはその性質上、大容量のデータ転送が必要とされるため、今日ほど色々な環境・インフラが整う以前では、そもそも高クオリティの番組を配信することが難しく、その結果、データを全てダウンロードしてから再生するタイプのものや、Realなどのストリーミング配信を行うものが一般的であり、満足しづらい状況だったとも言えます。また、1990年代中ごろ以降からVOD(ビデオオンデマンド)という、「見たいときに、見たいだけ、見たい番組が手に入る」というブームも起き、追い風にもなるかと思われましたが、それでも地上波テレビ放送と比べた場合、「使い勝手」と「価値」の面において、利用料を払うほどのメリットは乏しく、ビジネスとしての成功は難しかったようです。
動画コンテンツサイトの収益構造
そもそも、動画配信を利用したビジネスを成立させるにはどうすればいいのでしょうか。
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小林 佳徳(コバヤシ ヨシノリ)
1973年山梨県甲府市生まれ。幼少時代にNEC PC6001と出会いコンピュータに興味を持つ。 新潟大学大学院自然科学研究科在籍中にインターネットの可能性に惹かれ、1998年に上京。大日本印刷、ベネッセコーポレーション、と大企業を経験後、livedoor、モバイルファクトリー、イトクロなどのベンチャー企業を経て、...
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