SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

新着記事一覧を見る

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

滝井秀典のすぐわかるキーワードマーケティング入門

第2回 「季節もの」の検索キーワードは常に穴場である

「花火大会」というキーワードからビジネスを考える

 では、いったいどうやって「花火大会」というキーワードからビジネスを始めるのか? これには、あるコツがある。

 ビジネスとは、「お客の抱えている問題を解決する」ことである。この原則を忠実に守るのならば、まずキーワードからビジネスをはじめるのに最初に考えなければならないのは、「このキーワードを検索しているお客の悩みはなんなのか?」ということである。

 「花火大会」に行くことを考えている人の、悩みとはどんなものだろうか? その答えは簡単だ。「花火は見たいけど、場所取りのために何時間も前から待っているのは嫌」ということに尽きる。

私自身も、花火大会を見に行きたいと思うが、いつも混雑や場所取りに時間をとられるのが嫌で嫌で仕方がないので、あきらめてしまっている口である。

 そして、この問題を解決してあげれば、それはお金の取れるビジネスに変貌する。つまり、「場所取り代行業」をやればいいんである。

 私がもし、2ヵ月後までに100万円の現金を作らなければ殺される」という状況だったら、学生アルバイトを組織して、1万円程度で「花火大会」というキーワード需要から、場所取り代行を希望をするお客をつかむ。決済はその場で現金をもらう。キーワード広告は「横浜花火大会の場所取り代行。費用1万円で最高の場所をキープ。希望があれば送迎も可」。こんな感じだ。検索数×クリック率10%、コンバージョン率0.5%程度でシミュレーションすれば、瞬間風速的に100万円、200万円を稼げることはかなり現実的であることがわかると思う。

 「キーワードを検索するお客の『問題』をまず考えること」。これがキーワードマーケティングの本質である。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
滝井秀典のすぐわかるキーワードマーケティング入門連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

滝井 秀典(タキイ ヒデノリ)

日本大学芸術学部卒業。株式会社キーワードマーケティング研究所 代表取締役。 インターネットで検索されるキーワードの投資対効果を瞬時に見分けられる「言葉の研究家」。広告代理店事業、データベースマーケティング会社を経て独立。起業後わずか3ヶ月でペット関連事業のネット通販サイトを業界売上日本一にする。現在は、自ら「売れるキーワード」を発掘し、年...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2006/07/28 12:00 https://markezine.jp/article/detail/80

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング