ネットビジネスの誤解
私は次のような相談をよく受ける。
「いやぁ、私のところの商売は、通販形式じゃないですから、キーワードマーケティングは合わないとは思うんですが…」
モノをホームページで購入してもらう形ではない商売、つまり「ハウスクリーニング」とか「法人向けガラスコーティング業」とか、「工務店」とか「リフォーム」、「宿泊施設」などの地域密着ビジネスや法人向けビジネスを経営している人たちは、「インターネットビジネス=買い物カゴで通販をするもの」と思い込んでいる人が本当に多い。
これまでも何度も言っているが、検索エンジンで商売をする場合は、直接モノを売る通販モデルよりも、まずは問い合わせをしてもらい、その後に見積もり提案をして成約させる2ステップ型のビジネスの方が、100倍簡単でしかも儲かる。特に「地名+サービス名」のキーワードで広告を出せる地域サービス業は、「検索エンジンで集客するためのビジネス」といっても過言ではない。
不動産などの一部のキーワードを除けば、地域名を入れた複合キーワードで高額入札をするケースはきわめて稀なので、タダ同然で広告を出せる。しかも、お客さんはピンポイントでサービスを探しにきているので、きわめて反応も良い。その結果、一人の顧客を獲得する単価は、2,000円程度で済むこともしばしばだ。これははっきりいって絶対損しない確実な投資といえる。私のクライアント、千葉で造園業を営む「新美園」さんの例を見てみよう。