キーワード選びの基本ポイント
スポンサードサーチでは、ユーザーのニーズが直接反映される検索キーワードが軸になるため、効果の出せる入札キーワードの候補も、無数ともいえるほど多くあります。しかし、インタレストマッチで効果の高いキーワードは、ユーザーが過去に閲覧したり検索したページや、今見ているページ(Yahoo! JAPANやその他の掲載パートナーサイト)にマッチするものとなるため、スポンサードサーチと比較すると、そうは多くありません。
どうすれば効果を高めるキーワードを選ぶことができるのか、いくつかのポイントを紹介します。
ポイント1 掲載チャンスを充分に獲得できるキーワードを選ぶ
スポンサードサーチの広告は検索結果の画面に表示されますが、インタレストマッチの広告は、Yahoo! JAPANをはじめとするさまざまなサイトに広告が表示されます。Yahoo! JAPANであれば、ニュース、天気予報、メール、オークション、知恵袋、スポーツ、占い、路線情報などです。
掲載されるページや広告の適合性によっては、1本だけの場合や 5、6本並ぶ場合もありますが、1ページに表示されるインタレストマッチ広告の本数は、平均的には3本程度。1ページに最大12本の広告が表示されるスポンサードサーチとはこの点が大きく異なります。
次の図は、あるキーワードでのクリック数と掲載順位の関係を示したものです。
ご覧のように、平均3本程度掲載されるインタレストマッチでは、掲載順位4位以下でのクリック数は急激に落ちています。このため、広く掲載されそうなキーワードを選び、かつ掲載順位3位以上を狙う必要があります。
ポイント2 キーワードをあえて絞り込みすぎない
スポンサードサーチでは、広義なキーワード1語よりも、2語、3語の言葉を組み合わせて対象を絞り込んだほうが効果が高まることが多いです。たとえば「不動産」よりも、「港区 不動産 3LDK ペット可」というキーワードのほうが、ユーザーを絞り込んで広告を表示できるからです。しかしインタレストマッチは、広義なキーワードほど効果が高まるケースがよくみられます。
絞り込みすぎたキーワードでは、コンテンツページにマッチする確率が小さくなり、広告を露出できる機会が大きく失われる可能性があります。前回も紹介したとおり、スポンサードサーチのキーワードを流用するだけではうまくいかない理由の一つがこれです。