高齢者や障害者だけでなく、商品パッケージや取扱説明書などで、文字が小さく読みにくいと感じる人は多い。博報堂が今年6月に新設した「博報堂ユニバーサルデザイン」では、タイプバンク、慶應技術大学と共同でフォントを開発。誤認を防ぎ、可読性を高める「つたわるフォント」を開発した。書体ラインナップはゴシック系、タイポス系、丸ゴシック系、明朝系の15種類で、9月中旬に発売される。
また、博報堂ユニバーサルデザインでは、より多くの人に伝わる広告制作を展開する「つたわる広告」サービスも同時にスタート。高いデザイン性でクライアントのブランドイメージを保ちながら、「つたわるフォント」を活用するだけでなく、「読みやすく理解しやすい」を形にしたユニバーサルデザインをコンセプトにした広告を提供する。
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