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レンタルサーバー徹底活用ガイド

現場に直撃「レンタルサーバーに求められる条件とは何か」


いま企業がサーバーホスティングを利用する上で、重視する条件は何だろうか? セキュリティ、可用性、利用コスト…いくつものキーワードがあげられるが、いまいちはっきりしない。そこで今回は現場の声を聞いてみようということで、企業ネットワークに必要なシステムをトータルに提供する「WebARENA Suite2」を展開するNTTPCコミュニケーションズに、今、顧客が求めているサーバーホスティングサービスとは何かを尋ねた。

サーバーの年間稼働率は見逃せない条件

 株式会社NTTPCコミュニケーションズは1985年に設立され、パソコン通信やインターネット接続サービスをいち早く手がけてきたネットワーク業界の草分け的存在だ。同社のソリューションは「セキュリティ」、「プラットフォーム」、「モバイル」を3本柱としており、今回紹介する「WebARENA Suite2」は、そのプラットフォーム事業の主要ソリューションのひとつとして位置づけられている。

「そう言うと何か難しそうですが、いわゆるレンタルサーバーサービスです。ただし単にサーバーをご提供するだけではなく、インターネットバックボーンへの接続やデータセンターの運営、そしてサーバーの管理までを含んだトータルなサービス内容が特長です」と同社ネットワーク事業部 データセンタ営業部 営業推進担当 主査の岸康浩氏は語る。

 サーバーホスティングサービスとは、簡単に言えば、Webサイトなどから情報を発信する場合にサーバの容量の一部を間貸しするサービスだ。多くの企業が自社のWebサイトを持つようになり、近年需要が絶えない業界なのだ。ところで今、サーバーホスティングに求められるのはどのような条件だろうか。セキュリティだろうか? それともコストだろうか? 「WebARENA Suite2」の最大の特長で、かつ顧客に最もアピールしているのは、その高い信頼性だ。

 「年間稼働率を数字で表すと、99.996%になります。一般にホスティング業者が稼働率を公表する場合、メンテナンス時間は除いて計算するのがふつうですが、当社の数字はメンテナンス時間も含めてこの数値です。停止時間で見ると、年間わずか30分程度と言えば、その稼働率の高さがおわかりいただけるでしょう」。セキュリティやコストも重要だが、年間稼働率もサーバーホスティング業者を選定する上で見逃せない条件だ。

 また快適なアクセス環境も必須だ。例えば同社では国内外トータルで110GBを超えるバックボーンを持ち、さらにIX経由だけでなく直接プロバイダに接続する方式も採っているため、かなり重いコンテンツを持つWebサイトであっても、常に軽快で快適なアクセスが可能だという。快適なアクセス環境はユーザにとってもユーザビリティの面で非常に大きなメリットだ。

 またレンタルサーバー選びの際には、メール環境が充実しているかどうかもチェックしたい。同社ではアドレス無制限、ウィルスチェックサービス無料に加えて2006年10月からはスパムフィルタの無償提供サービスもスタートしている。「WebARENA Suite2」の場合は、こうした各種サービスのほとんどが標準機能として提供されている。だが、業者によってはこれらの機能がオプションとなり、基本料金に各種のオプション料金が積み上げられていくため、当初の見積よりも金額が大きくなりがちだ。コスト面では基本料金の価格ではなく、必要なオプションを付けた場合のトータルコストで、割安なサーバーホスティングサービスを選ぶようにしたい。

NTTグループの技術的バックボーンで、他社の追随を許さないサービス品質を実現

 ただしコストばかりを気にして業者を選ぶと、サーバーがすぐ停止してしまうなどトラブルに巻き込まれる危険性もある。

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この記事の著者

Office Louge 工藤淳(オフィスローグ クドウアツシ)

IT系出版社勤務を経て独立、現在フリーランス。もともと文系出身なので、「非技術者が読んで意味がわかるか?」を考えながら書くのが得意。とはいうものの、楽器から建築、自動車まで何でも注文があれば書いてきたのが、気がついたらIT専門のような顔をして仕事をしているというのはナイショ。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/03/29 16:37 https://markezine.jp/article/detail/868

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