実装、検証を楽にするFirefoxのアドオン
「Firebug」はブラウザの一種である「Firefox」のアドオンの一種です。導入することで、見ているページの各種レポートが表示されるようになります。導入されているJavaScriptの一覧、アクセス解析サービスに飛んでいるデータなどを確認できます。さらにFirebugに対してアドオンを導入すると、より実装や検証が楽になります。今回は、実装や検証という観点からアクセス解析を見ていきましょう。
そもそも、何故検証が必要なのか?
この問に一言で答えると「計測を正しく行うため」です。全てのページに同じタグを入れて計測するようなアクセス解析ツールであれば、タグの入れ忘れぐらいしか検証の必要はありません。
しかし、Adobe SiteCatalystやecondaといった、さまざまな変数が取得できる高機能なアクセス解析ツール、あるいは、GoogleAnalyticsでもカスタム変数を利用する場合は、ページごとに実装内容が変わってきます。
また、高機能なアクセス解析ツール以外でも
- タグが2重で入っていた
- 違う集計レポートにデータを送っていた
- タグの閉じ忘れがあった
- http://という絶対パスの記述をhttps://のページに入れていた
など、さまざまなうっかり事例を毎月のように見ています。
正しく実装ができているのかを確認するために、検証を行う事が大切です。「正しく実装ができていない」ということは、すなわち「正しく計測ができない」ことを指し、結果、正しくないデータを元に誤った判断をしてしまうことになりかねません。数値を信頼できるものにするためにも、アクセス解析ツールを導入する際や、実装を変更する場合は検証を忘れないようにしましょう。
では、検証行うためのツール「Firebug」を紹介いたします。
Firebugとは
Firebugは、Firefoxというブラウザで使えるアドオン(追加機能)の一種です。Firefoxをインストールし、以下URLからダウンロードをしてください。
ダウンロードしてFirefoxを再起動すると、ブラウザの右下に小さな虫のようなアイコンが表示されます。これをクリックすると、Firebugの画面がブラウザの下部に開きます。
初回起動時にはいくつかの機能が無効になっています。まずは、「接続」の横にある▼をクリックして、「有効」にしておきましょう。
では、実際にいくつかレポートを見てみましょう。