今回のグループ企業再編は、メガソフトウェア・パブリッシャーとして、出版、映像、ウェブ関連事業や海外事業の強化・成長を目指して行われるもの。映像事業の強化では、角川書店と角川映画を合併。合併後の角川書店は、出版と映像を融合し、映画の企画・製作から配給までを手がける総合映画会社としての機能も備えたコンテンツ・プロバイダーを目指す。
販売部数の低下傾向、広告収入の減少傾向が続く雑誌事業では、角川マーケティングと角川・エス・エス・コミュニケーションズとの合併を行い、コンテンツのマルチメディア展開による競争力強化を図る。
また、デジタル事業においては、アスキー・メディアワークスと魔法のiらんどとの合併、角川コンテンツゲートとワーズギアとの合併を行ない、電子書籍、ソーシャルアプリ、電子マガジン、CGMなど分野での事業展開を効率化・強化する。
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