日経リサーチが2007年3月にインターネット利用者に対し、「パソコンのトップページに設定しているサイト」について質問したところ、6割以上(60.5%)が「Yahoo!」に設定しており、2位「Google」(8.8%) 以下に大差をつけていることがわかった。調査は2007年3月15日~3月20日の期間に行われ、16~69歳の男女5,312人から有効回答を得た。
国内ではGoogleよりもYahoo!が強いことはわかっていたが、それにしても予想以上の大差だった。日経リサーチが公表した資料によると、特に10~20代の女性は71.3%と圧倒的にYahoo!の利用率が高い。Yahoo!をトップページに設定している理由として、「検索が使いやすい」(54.9%)、「利用する機能が多いから(メールやアルバム機能)」(22.0%)といった機能面の評価が高い一方、「単に使い慣れているから」(48.6%)といった消極的な理由も半数にのぼった。
Googleは「iGoogle」という、Googleの各種サービスやツール、その他さまざまなコンテンツを自由にトップページに設定できるサービスを展開している。コンテンツが定まっているYahoo!よりも使い勝手が良さそうだが、この結果を見る限り、利用者が多いとは言えず、「iGoogle」は浸透するとしてもまだ時間がかかりそうだ。
また、「直近(1ヶ月)のネットアクセス時に利用したサイト」でも、「Yahoo!」の利用は9割を超える(91.0%)。次いで「Google」(56.8%)、「楽天」(45.7%)、「MSN」(27.6%)、「goo」(27.6%)の順で利用が多かった。
参考資料:「Yahoo! は多機能・ユーザビリティが理由で高い評価」(日経リサーチ)