Grow Business with Google開催
24日にグーグルが開催したGrow Business with Googleは、9月30日から募集を開始している、Googleオープンビジネスパートナー申込者向けのセミナー。Googleオープンビジネスパートナーは、グーグルが提供する検索連動型広告「Google AdWords(以下、AdWords)」の運用代行などを行う企業が、グーグルからさまざまなサポートを無料で受けることができるプログラム。(詳細:Googleオープンビジネスパートナー)
Googleオープンビジネスパートナーが誕生した背景には、中小企業のAdWords利用を促進するという狙いがある。グーグルは、AdWordsの利用支援企業向けのプログラムとして、今年5月から「認定パートナー」制度を設けているが、資格取得には一定以上の実績があり、かつ資格取得が必要となる。そのため、認定パートナーとなれるのは一部の広告代理店に限られており、すべての広告主のAdWord利用を促進するには数が不十分な状態にあるというわけだ。
一方、Googleオープンビジネスパートナーは、国内でビジネスを行っている企業であれば法人や個人を参加が可能だ。Googleオープンビジネスパートナーの募集を開始したのは9月30日。反響は大きく、現在までの申込数は約2000社に達しているという状況だ。
Googleオープンビジネスパートナーの申込者を集めた、Grow Busioness with Googleでは、グーグル社員からGoogleオープンビジネスパートナー開始の目的、その詳細などが語られた。
AdWords誕生10周年、中小企業への利用促進
まず登壇したのは、グーグル 執行役員 マーケティング本部長の岩村水樹 氏。冒頭、岩村氏はAdWordが誕生して今年で10周年となると紹介し、Googleオープンビジネスパートナーを開始した背景を語った。
「中小企業の方の声として多いのが、『AdWordsを利用したいが、どうやってはじめたらよいのかわからない』『本当に効果があるのかわからない』という声です。つまり、興味は持っているが、一歩踏み出せない状況にあると予想できます。一方、Googleオープンビジネスパートナーの目的はAdWordsの利用を考える中小企業をサポートする方々のサポートにあります。パートナーはこのプログラムへの参加を契機として、クライアントとの関係をさらに築くことが可能です。広告主、パートナー、弊社、それぞれのWinを実現していきたいと考えております」
続いて登壇したのは、グーグル マーケティング マネージャー 清水一浩 氏。『市場から見たAdWordsのポテンシャルGoogleオープンビジネスパートナーの活用方法』と題した講演を行い、Googleオープンビジネスパートナーの詳細について紹介した。