グーグルは米国向けに電子書籍販売サービスを開始した。ラインナップは300万冊以上。ブラウザで書籍を閲覧するための無料のウェブサービス「Web Reader」よって、ファイルをダウンロードすることなく、クラウド環境で電子書籍を読んだり、購入・保存ができる。また、AndroidやiPhoneなどのデバイス向けの無料アプリも提供されている。
また、PDF、ePubファイル形式での提供も行っており、これらのファイルをダウンロードしてオフラインで利用することもできる。ePubはPDFとは異なり、デバイスの画面に合わせてテキストをリフローすることができるのが特徴だ。これらのファイルを利用するためのアプリ「Google eBooks for eReader」もグーグルは提供しており、Barnes & Nobleの「Nook」、ソニーの「Reader」などのデバイスで利用することができる。
違法コピーなどを防ぐため、Google eBooksのコンテンツの多くはDRM(デジタル著作権管理)によるプロテクトがかかっており、利用者は出版社が指定した範囲でコンテンツを利用することができる。しかし、無料で提供されるパブリックドメインのコンテンツの場合は、DRMなしで提供される。
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