米ニールセンが6月6日に発表した「ニールセン・ワイヤレス」は、携帯でのインターネット利用や携帯向けビデオ配信などのコンテンツサービスの利用者を計測し、さらにそれらが既存のマスメディアにどのような影響を与えるかを調査するもの。
このサービスを利用した最初の調査は、今年の7月に「モバイル・ベクター」という名称で米国内で提供する予定。この調査の特徴は、同社が全米で展開しているテレビ視聴動向調査の情報を利用して、メディアの動向および携帯キャリアによってセグメント化された視聴者の人口動勢をレポートするところにある。異なるキャリアの利用者が、自宅でどんなテレビ番組を選択し、テレビゲームをプレイしているのかといったメディア消費行動をも特定することによって、携帯キャリアや広告主は、効果的なブランディングや広告キャンペーンの開発に役立てることできる。