グルーポンは現在、被災地の復興支援プロジェクトを3つ展開している。そのひとつである「東北関東大震災マッチング寄付」プロジェクトでは、寄付された金額と同額をグルーポンが拠出(マッチング・ギフト)し、その総額を日本赤十字社へ寄付するというもので、一口200円寄付すると、合計400円の寄付が行われる。決済手数料を含む手続き費用はグルーポン・ジャパンが負担し、寄付金は金額はすべて日本赤十字社に送られる。
グルーポンのサイトによると、「マッチング・ギフト」は、個人からの寄付を募る際に、企業や財団、篤志家などが個人からの寄付額に一定の比率で上乗せし、同一の対象に寄付をするというもので、欧米の慈善財団などでは、盛んに用いられている仕組みだという。
今回の目標額は2億円(海外のグルーポンを通じて集まった寄付を除く)で、グルーポン・ジャパンが拠出するマッチング・ギフト上限金額は1億円。現在、約45万件の応募があり、寄付金は9000万円を超え、グルーポン・ジャパンの拠出金を含む金額は約1億8000万円となっている。
グルーポン・ジャパンは、震災当日からクーポン販売を休止していたが、16日からは一部エリアで販売を再開。今後販売再開から一か月間(4月15日まで)の売上から10%を義援金として日本赤十字社に寄付するプロジェクトも行っている。
また、グルーポン・ジャパンの呼びかけに応じて、海外のグルーポンでも世界26か国で義援金の募集を行っており、現在までの海外寄付総額 は日本円で約1億600万円にのぼっている。グルーポンのサイトでは、各国の寄付金総額を公開している。
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