モリサワがリリースした「MCBook」のバージョン3.0では、組版エンジンの強化が行われ、画像に対するテキストの回り込みでは、画像を1ページに配置する従来の方法のほかに、行中に画像を配置して文章を回り込ませることができる。また、モノルビとグループルビの特長を組合せた「熟語ルビ」への対応のほか、行間罫、上付き/下付き、圏点、アンダーライン、囲み罫、改段、分離禁止、禁則解除も可能になった。
さらに「コンテンツ内蔵型アプリ内課金」への対応によって、コンテンツ用のサーバを用意することなく、単体アプリ内で、立読み版の作成や章ごとの課金も可能になった。この機能は、iPhone/iPadアプリが生成できる「MCBook iPhone Builder」で利用可能、Androidアプリ用の「MCBook Android Builder」では未対応となっている。
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