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あの先進企業に密着!第1回「Google」

「AdWordsで中小企業のネット・海外進出を支援していきたい」 ― グーグル執行役員が語るAdWordsの展望

 Webマーケティングを考えるうえで、必須となった検索連動型広告。業界を代表する企業Googleの収益基盤となり、その成長を支えてきたAdWordsの現状はどのようになっているのだろうか。グーグルの考えるAdWordsのポテンシャル、そして、今後どのような方向性で進化させていくのか、グーグルのキーマンに話を聞いた。

Google AdWordsの現状、そして今後の展望は?

 「Googleのすごさ」と言われたら、検索の精度や独特の企業文化、巨大なシステムインフラなど、答える人によってさまざまな要素が挙がるだろう。だが、マーケッターにとって外せないのはGoogle AdWordsではないだろうか。

 検索連動型広告が普及する以前、Web広告の主軸だったバナー広告のモデルは掲載課金型やインプレッション課金型。クリック課金という広告主のゴールにより近いところで対価が発生する仕組みを浸透させ、Web広告を計算の立つキャンペーン手段へと成長させたAdWordsの功績は極めて大きいと言えるだろう。

 Web広告を牽引してきたAdWordsの現状、そして今後の展望はどうなのか。グーグル株式会社 執行役員 第二広告営業本部長の王子田克樹氏に話を聞いた。

グーグル株式会社
執行役員 第二広告営業本部長
王子田克樹 氏
グーグル株式会社 執行役員 第二広告営業本部長 王子田克樹 氏

大企業と個人商店に同等の機会を ~ AdWordsのコンセプト

 昨年、サービス開始から10周年を迎えたAdWords。リリース当初、わずか広告主数350人でスタートした同サービスだが、現在では、(eMarketerが3月に算出したレポートによると)米国で約7割の市場シェアを占めるなど、確固たる地位を築いている。

米国における検索連動型広告の市場シェアの推移(※出典:eMarketer)
米国における検索連動型広告の市場シェアの推移(※出典:eMarketer)

 “クレジットカードによるオンライン決済、キーワードによるターゲット設定、掲載結果のフィードバックなどを利用できるセルフサービスの広告プログラム”として2000年に公開されたAdWordsだが、2007年には掲載サイトを指定できる「プレースメント・ターゲット」、2010年には「リマーケティング機能」を追加するなど、今や純粋に“検索連動型”の広告とは呼べないまでにサービスが拡大している。しかし、基本的なコンセプトはサービスイン当初から変わっていないと王子田氏は語る。

「AdWordsは日々進化している広告ソリューションですが、根本は大きく変わっていません。平等なインターネットという場において、大企業から個人商店に至るまで、同等の機会を提供するというコンセプトを守り続けています。

そして、マーケティングの費用と効果が測りやすい形で提供するということ。小さく始めて、効果検証して一歩一歩確かめ、工夫しながらやっていける。効果が見合えばどこまでも大きくでき、思ったような効果が出なければ撤退することもできます。“大通りに看板を掲載する”といった広告とは違い、最初に大きなお金を使わずに始めることができるので、大企業にとっても中小企業にとっても相性の良いツールではないかと考えています」(王子田氏)

 AdWordsの特徴についてもう1点補足するなら、管理システムにも触れておくべきだろう。新規アカウントの作成から、広告クリエイティブの入稿、入札単価の調整、効果の計測、広告費用の決済までをオンライン上で完結できることから、人手を介する必要が無い。Web担当者やマーケティング担当者、あるいは広告代理店の間で自然と利用が広まっていったのも、AdWordsの優れた点だろう。

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この記事の著者

中嶋 嘉祐(ナカジマ ヨシヒロ)

ベンチャー2社で事業責任者として上場に向けて貢献するも、ライブドアショック・リーマンショックで未遂に終わる。現在はフリーの事業立ち上げ屋。副業はライター。現在は、MONOistキャリアフォーラム、MONOist転職の編集業務などを手掛けている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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