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リクルート・ポンパレチームが明かす!新★ネット集客・販促の舞台裏

Facebook日本語ページ ウェブサイト/オンラインサービスのいいね!ランキング第2位
ポンパレのソーシャルメディア活用と、加速する「シェア型」施策とは?

 ソーシャルとチケット共同購入サイト。どちらもここ最近急速に成長しているサービスですが、相性のよさも抜群です。Facebook日本語ページ ウェブサイト/オンラインサービスのいいね!ランキング第2位のポンパレがどのようにソーシャルを活用しているのか、直近の事例を紹介していきます。(バックナンバーこちら)

チケット共同購入サイトとソーシャルが合う理由

 割引チケット共同購入サイトでの日々の各商材の掲載・販売取引(ディール)は、短期間に限定して割引チケットを販売するフラッシュマーケティングの形態であることが特徴です。そういった、特性からソーシャルメディアとの相性が非常に良いです。

 また、商材の数と販売期間が限定されており、一定の購入人数が集まらないと取引が成立しない特徴からも、リアルタイムでのクチコミが拡散しやすく、ユーザーのソーシャルな情報共有・拡散を後押しします。

 ポンパレでも、ユーザーの自然な情報発信を促すため、またユーザーとのより良いコミュニケーション確立のために、日々ソーシャルメディアの活用について独自の研究を行い、新たな工夫や機能を取り入れています。

 ポンパレが持つTwitter公式アカウント(@ponpareほか、エリアごとに各アカウント運用)には、現在10万人以上のフォロワーがいます。

 ツイートでは各ディールやキャンペーンの情報を中心に発信しており、魅力的な情報を継続して発信することが重要です。また、フォロワーでないTwitterユーザーに対してもコツコツと地道なコミュニケーションを重ね、継続的なフォロワー数増加の努力を行っております。

ユーザーの興味・嗜好に合わせ、1対1のコミュニケーションを重視

 Twitter上で各ディールの情報を発信する際、嗜好の合いそうなユーザーに向けてその人に合った情報を発信しています。また、ポンパレに興味を持ってくれそうな属性のユーザーをフォローするなどして、ポンパレの存在を認知してもらいます。例えば、立ち上げ初期は、「ポンパレ」とつぶやいたアカウントのフォローを行い「ポンパレ」の認知が進むにつれ、ECサイトや共同購入サイトなど、似かよった業態のフォロワーをフォローするなどを行いました。

 あくまでユーザーの興味や関心を重視しながら、きめ細かな接触をコツコツと重ねてきた結果が、現在のフォロワー10万人以上の獲得・継続的な増加に繋がっていると考えています。

クリックすると拡大

 ソーシャルメディア上のコミュニケーションでは、ユーザーをマス(大多数)と捉えず、異なる興味や関心を持った個人の集まりであると考えるようにしています。ポンパレのアカウントでも、ユーザーとのOne to Oneのコミュニケーションでまだまだできることが多いと感じております。例えば、Twitter、Facebookそれぞれのユーザーをサンプリング、プロフィール分析を行い、ペルソナを設定したうえで、購入意欲が湧きそうなチケットを選んで投稿するなど、購買を促進するためのチャレンジをしております。

 また、後述するチケットシェアの告知なども全体に投稿するのではなく、まずは楽しんで利用していただけそうな方にメンションでお伝えするところから始めています。そうしたアプローチの方が確実にファンを獲得できると考えています。

 さて、昨今ユーザー数を伸ばしているFacebookはというと、ポンパレのFacebookページのファン人数は、約3万人となり、国内でも有数のファンを抱えており、継続的に増えています。

Facebook日本語ページ ウェブサイト/オンラインサービスのいいね!ランキングでは第2位
(2011年7月1日時点/facenaviより)
Facebook日本語ページ ウェブサイト/オンラインサービスのいいね!ランキングでは第2位(2011年7月1日時点/facenaviより)

 Facebookにおいても、Twitter同様、ポンパレにおけるより良いソーシャル活用のための日々の工夫が積み重なった結果だと言えます。例えば購入フローの中で、どのようにすれば「いいね!(Like)」ボタンを押してもらえるか、また、どのようにしたらディールをFacebook内の友達に紹介してもらいやすいだろうか(後述のシェア機能参照)といったようなことを日々考え、工夫しています。

 あくまでユーザー視点を忘れず、うまく働きかけることで自然なアクションに繋がるよう、取り組んでいます。

ディールと掛け合わせるソーシャル活用

 ポンパレをはじめ、割引チケット共同購入サイトを多くのユーザーに利用してもらうためには、魅力的なディールの提供が重要であることは、これまでもこれからも変わりません。

 その上で、今後ユーザー同士の繋がり、関係性といったソーシャルグラフを活用していくためには、下記のアンケート結果のとおり、今後はディール情報を「話題にしたい・友達に薦めたい」「友人とのコミュニケーションに役立てたい」というユーザーの気持ちに応え、情報共有をコミュニケーションとして楽しんでもらい、そこからの購入促進に繋げていくような仕立てが重要です。

クリックすると拡大

 ポンパレでも魅力的なディール・話題性のあるディールを実施しながら、

  • ソーシャル共有型のキャンペーン企画を同時に展開する
  • 購入後のバイラル効果を広げる機能を導入する

 など、ソーシャルへのアプローチを広げている最中となります。さて、ここからポンパレでの事例を取り上げながらソーシャルとチケット共同購入サイトの相性の良さを具体的に見ていきましょう。

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この記事の著者

三谷 順太郎 (ミタニ ジュンタロウ)

株式会社リクルート カスタマーアクションプラットフォームカンパニーネットビジネス推進室 ウェブマーケティンググループ

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2011/07/11 11:00 https://markezine.jp/article/detail/14014

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