- 『Facebookマーケティング戦略』が7月15日から発売されております。企業のマーケティング的観点からFacebookの魅力が分かる良書となりますので、ぜひお買い求めください。(Amazon/SEshop)
- 記事でご紹介しているFacebookランキングの最新データは、トライバルメディアハウスのFacebookページでご覧いただけます。
- 本データは日本の企業が運営するフェイスブックページをリスト化して、株式会社トライバルメディアハウス開発のソーシャルメディア統合管理ツール「エンゲージマネージャー」で測定した結果である。
- ファン数は2011/6/16時点のデータを取得し、いいね!数、コメント数、投稿数はページ開設から2011/6/16までの総計データを集計している。
- データはAPIによって取得しているため、インサイトデータとは結果数値が異なる可能性がある。 エンゲージメント数は1投稿あたりのユーザーのインタラクション数で、(いいね!数+コメント数+ユーザー投稿数)/管理者投稿数で計算している。
- エンゲージメント率はファン1人あたりのエンゲージメント数で、(いいね!数+コメント数+ユーザー投稿数)/(管理者投稿数×ファン数)で計算している。
ファン数ランキング 1位はユニクロ
日本の主要企業が運営するFacebookページのファン数ランキング(2011年6月16日時点)のデータは下図のとおりとなりました。なお、7月22日現在ファン数10万人を突破しているページは下記となります。
- 日本の主要企業が運営するFacebookページも上位企業においては10万人規模のページが生まれつつある。
- Facebookに新規登録する際に出るお勧めページに入った企業ページのファン数増加が著しい傾向。
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早い段階でFacebookページを開設した企業や、有名ブランドがランキング入りをしている。
- 1,000人以上のファンがいるFacebookページは全体の4%という数字もあり、ページを開設したからすぐにファンが集まるということではない。
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一定のビジネスインパクトを獲得したい場合、ファン数は重要だ。しかし、ファン数 "だけ" を見ていても意味はない。
エンゲーメント数ランキング 1位はJAPAN AIRLINES
次にエンゲージメントランキングを紹介します。エンゲージメント数とはいいね!数+コメント数+ユーザー投稿数)/管理者投稿数でカウントしています。
- ファン数1,000人以上とファン数5,000人以上を比較したところ上位10社の顔ぶれは一緒。
- エンゲージメント数はファン数に比例するため、ファン数5,000人以上のページがランキング入りする
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エンゲージメント数が低いということは、「投稿内容がユーザーニーズと合致しておらず、ユーザーの関与が高められていない」「エッジランクの影響で投稿が(ファンの)ニュースフィードに表示されていない可能性が高く、情報が上手く伝わっていない」などの原因が挙げられる。
- Facebookを利用する目的は様々あるが、KGI(KeyGoal Indicator:重要目標評価指標)を高めていくためには、エンゲージメントこそが重要な指標となる。
エンゲーメント率ランキング ファン数1,000人以上の1位はタマホーム株式会社 ファン数5,000人以上の1位はJAPAN AIRLINES
続いて、エンゲージメント率ランキングを発表します。エンゲージメント率とはファン1人あたりのエンゲージメント数を指し、ファンの絶対数による影響をなくし、純粋な「コミュニケーション濃度」を表したものです。(いいね!数+コメント数+ユーザー投稿数)/(管理者投稿数×ファン数)で算出しています。
- エンゲージメント率はファン数と反比例する。そのため、1,000人以上のページと5,000人以上のページではランキング上位企業が異なる。
- 1,000人以上のランキング1位と5,000人以上のランキング1位のエンゲージメント率は、1,000人以上のページの方が高い。
- ただし、Facebookにおけるマーケティングの効果は「リーチ(広さ)」×「濃度(深さ)」の掛け算なので、ファン数も大事。
- ある程度の規模に成長しないとビジネスインパクトが得られない大企業においては、ファン数を増やしつつ、いかにエンゲージメント率も高めるかが重要となる。
まとめ
Facebookページは今後多くの企業で開設が進んでいくでしょう。しかしFacebookページは勝手にファンが増える甘い世界ではありません。ファン数を増やしつつもエンゲージメント率が高いFacebookページをどのように構築していくのかが、今後重要なポイントと言えます。
自社サイト、メルマガ、キャンペーンなどでの告知、Facebook広告の活用、絶えず情報発信を行うための環境・組織作りなど、予算やリソースを鑑みつつまずはできることから手を打っていくことが大切ではないでしょうか。Twitterの公式アカウント同様、後発企業が先発企業との差を埋めるには大変な労力が必要となります。
ソーシャルメディア時代にいち早く適応していくためにも、Facebookページの運用にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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