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MarkeZine Day 2011 Westレポート(PR)

各指標のチェックに振り回されていませんか?
劇的な成果につながる新マーケティング手法「A&E」の全貌

 大盛況となったMarkeZine Day 2011 OSAKA。「PDCAの成功事例に学ぶ!Web戦略を成功に導くマネージメント手法」と題し、株式会社ビービット 代表取締役 遠藤直紀氏による講演が行われた。昨年MarkeZine Day 2010での同社講演をさらに進化させた、新潮流のマーケティング手法とは、どのような内容だろうか。  

最新のデジタルマーケティング「A&E」で、時代の潮流を掴め

 冒頭、遠藤氏は「マスマーケティング時代」から、データを元に施策の成果を判断できる「デジタルマーケティング時代」へとパラダイムシフトが起こっていると指摘。デジタルマーケティング時代は、日々の業務の中に多くの学びがあり、どんな人でも努力すれば成長できる「努力が活きる時代」でもあると主張した。

 しかし、その一方で、データが見られるからこそ生じる「落とし穴」に注意しなければならない。「膨大なデータに翻弄されてはいないだろうか。闇雲なデータ分析で大量の時間を使ってしまい、PDCAが回らなくなってはいないだろうか」と遠藤氏は警鐘を鳴らした。

 データマイニングやデータベースマーケティングの権威である、ノースウェスタン大学ケロッグ校のエリック・アンダーソン教授と意見交換した遠藤氏は、「データ解析だけで有益な情報を入手できることは稀である」という結論に確信を持つ。そして同教授が提唱する「Assumption&Experiments(仮説・実験)」をデジタルマーケティング業務に取り入れるべきだと紹介した。

株式会社ビービット 遠藤直紀氏
株式会社ビービット 遠藤直紀氏
講演資料より掲載(以下、同)

 A&Eの手法は、理系出身の方にとっては当たり前に感じられるかもしれない。どんな実験でも、実験の前には必ず仮説を立てるからだ。「仮説を立てて実験を行い、その結果に基づいてさらに仮説を立てる」という、このシンプルな流れを日々の運用にも取り入れることで、実験に関係のないデータは不必要となる。短縮した時間を使って、PDCAの回転を加速させればよいというわけだ。

 次に遠藤氏はA&Eの成功事例として、サントリー酒類の事例を紹介。若者を中心としたアルコールの消費傾向や、景気後退などによりウィスキー全体の需要が後退する中、サントリー酒類では角ハイボールのWebキャンペーンにおいてマーケティングスキームを確立し、ウィスキーの売上を大きく伸ばした。

 この劇的な成果を叩き出した背景には、A&E型業務への切り替えがあった。A&E型業務への転換によって、それまで3か月単位だったキャンペーンのPDCAサイクルを、1週間にまで縮めることができたのだ。(サントリー酒類事例記事:月次→週次に意思決定スパンを劇的改善“大企業”サントリー酒類が超速PDCAを回せるワケ)

次のページ
「A&E」実践の4ステップ(Assumption /仮説)

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この記事の著者

野本 纏花(ノモト マドカ)

1983年生まれ。成蹊大学経済学部卒業。大学卒業後、大手IT企業にてレンタルサーバーサービスのマーケティングを担当。その後、モバイル系ベンチャーにてマーケティング・プロダクトマネージャーを務める傍ら、ライター業を開始。旅行関連企業のソーシャルメディアマーケターを経て、2011年1月Writing&a...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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