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アクセス解析+α

「ビックカメラ」と「ヨドバシカメラ」イケてるサイトはどっち? 無料でできる競合分析


3:基本的な指標を集める

 DoubleClick Ad Plannerを利用して基本的な指標を集めてみましょう。それぞれのドメインを入れて数字を確認します。主要な数値のみをピックアップしてみました。なおデータは2011年7月のデータになります。

 興味ジャンルなどは結構かぶっていて、訪問者数もほぼ同じです。ページビュー数、訪問回数はヨドバシカメラのほうが多く、より頻度高く人が訪れて沢山のページを見ていることがわかります。

 サイトの構成にもよりますので、ページビュー数が多い=良いというわけでは必ずしも無く、これくらいの違いであればほぼ同じ規模のサイトと見て間違いないでしょう。ここでは省いていますが、日別の平均訪問者のグラフを見ると、年間のトレンドも一緒だという事がわかります。クリスマスが近い11月末~12月 そして、新学期に向けた2月~3月に少し増える傾向があります。

 ではどこに大きな違いがあるのか、それは関連サイトの部分です。ヨドバシカメラの場合は梅田店や、ポイントシステムであるゴールドポイントのドメインが入ってきます。しかしビックカメラの場合は見慣れないMyAffiliateのドメインが出てきます。

 MyAffiliateを見てみると、参加企業として「ビックカメラ」が参加している事がわかります(詳細。つまり、MyAffiliate利用者がビックカメラへのリンクを貼っているため、2つのサイトの相互利用が高くなっているのです。ビックカメラは参加しているがヨドバシカメラは参加していません。

 集客の方は違えど訪問者数には大きな違いが無い事、そして見に来る人の興味にも(想像通りですが)大きな違いないことがわかりました。次の分析に進んでみましょう。

次のページ
4:サイトの総合力を確認する

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この記事の著者

小川 卓(オガワ タク)

ウェブアナリストとして、マイクロソフト、ウェブマネー、リクルート、サイバーエージェント、アマゾンジャパンで勤務。2015年にフリーランスとなり、UNCOVER TRUTHのCAO(Chief Analytics Officer)に就任。フリーランスでは、コンサルティング、勉強会、執筆などで活躍している。主な著書は『...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/10/26 15:52 https://markezine.jp/article/detail/14389

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