調査結果概要
スマートフォンの普及に伴い、インタラクション性が高いサイトが求められています。スマートフォンサイトを構築する際の効果的な表現方法としてJavaScriptの活用がありますが、実際にJavaScriptを使った表現方法がユーザーに与える印象について実例を用いた調査を行いました。
調査の結果、シンプルにわかりやすい表現方法はユーザーに好感を持たれていることがわかりました。そのため、スマートフォン特有のフリックやスライドは使用するポイントを厳選して取り入れることが大切と言えます。例えば、「アコーディオンを使用する場合にはナビゲーションを左側に設置する」、「サブウィンドウを利用する場合には最近PCサイトでよく使われているモーダルウィンドウを用いる」など、ユーザーが触れる機会の多い表現方法を組み込むことがポイントとなります。
調査のトピック
- タブは強調することで「迷わず操作できる」「見やすい」印象に
- アコーディオンがある場合は、左側にナビゲーションを設置した方がわかりやすい
- 複数のバナーをフリック機能を用いて見せる場合、一度に表示させるバナーの数は1つが「操作しやすく」「押しやすい」
- 小バナーは順次見せるよりも、セットで切り替わる方が「文字が見やすく」「負担を感じない」
- サブウィンドウを表示させる場合、スライド形式によって表示するよりもモーダルウィンドウ形式の方が支持されている
- サブメニューを表示させる場合、アコーディオン形式で表示した方が「リンク・ボタンが押しやすく」「操作しやすい」
調査概要
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 調査地域:全国
- 調査対象:20~49歳のiPhone(iOS3.0以上)、AndroidOS(Android 1.6以上)を保有する男女※調査会社が保有する調査パネル
- 有効回答数:412サンプル
- 調査日時:2011年9月14日~9月15日