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Webマーケターが知っておきたいメールマーケティング入門

2012/01/10 08:00

 初心者Webマーケター向けに、メールマーケティングについて解説します。

Webマーケターなら知っておきたい、メールマーケティングとは?

 メールマーケティングとは、簡単にいうと、メールを活用したマーケティング手法です。

 ネットマーケティングの多くは、ユーザーのアクションを待つ、受動型の「待ち」のマーケティングといえます。一方でメールマーケティングは、情報を能動的に届けることができる、貴重な「プッシュ型」のツールです。

 長らく、プッシュ型ツールはメール以外に存在しませんでした。そのため、販促目的のメールマガジンが乱発され、その一部はユーザーにとっては、SPAMメールのように感じられているのも確かです。

 メールは本来、個人同士の情報のやりとりであり、インターネット上ではもっとも基本的なコミュニケーションツールです。この「パーソナル」で「インタラクティブ」なツールを、BtoC、BtoBでいかに活用できるかが、メールマーケティングの成否を分けるといっていいでしょう。

相手にとって、適切な内容を適切なタイミングで行えるメールマーケティング

 メールマーケティングを行うにあたり、配信先のリストデータベース(パーミッションを得たメールアドレス登録者)を保持していることがその大前提となります。

 データベースには、ユーザーごとの販売データやプロフィール情報などを付加することができます。これにより、「最適化」が可能になります。ここでいう最適化とは、送信先のユーザーにとって、もっとも適切な内容を最適な表現とタイミングで届けることです。たとえば、ユーザーの保有ポイント数や、購入した商品に関連する商品情報を知らせる、といった具合です。

 マーケティングを行う対象が、どんな人であるかわかること。それがメールマーケティングの大きな強みなのです。

目的にあわせて選びたい、メールの種類

 Webマーケティングのために配信するメールというと、つい「PCでテキストメール」という発想になりがちですが、選択肢はそれだけではありません。モバイルも、HTMLメールも積極的に活用されています。メールマーケティングの目的と目標にあわせ、最適な形を選択しましょう。

テキストメールとHTMLメールの特徴(PCメールの場合)
種類 特徴
テキスト

制作期間が短く、掲載するコンテンツが少ない場合におすすめ

  • 比較的、短期間で制作できる
  • 比較的、低コスト
  • 文字装飾ができる
  • 受信者の環境にあまり影響を受けない
HTML

多くのコンテンツを掲載したい、画像を使用したい場合におすすめ
(テキストメールよりもクリック率が高くなる傾向も)

  • 表現の幅が広がる
    (画像の表示や文字の大きさ、色の工夫ができる)
  • 開封率の取得が可能

 モバイルの場合、フィーチャーフォンでも、基本的にはPCと同様ですが、受信容量が少ない、画像は添付形式での送付のため開封率が取得できないなど、制限があるので注意が必要です。

 なお、スマートフォン向けのメールの最新動向については、以下のコラムをご覧ください。

スマートフォン向けEメール配信を実現するには? メーラー事情からメール制作・配信時のチェックポイントまで

メールマーケティング実施の流れ 企画~仮設立案のPDCAを回そう

 企業がメールマーケティングを実施する際、全体の流れはだいたい下の図のようになります。

 (1)最初にメールマーケティング実施の目的や戦略、メールの体系を策定 し、(2)リストデータベースを獲得したら、(3)個別のコミュニケーション企画を立案します。

 (4)必要なコンテンツを企画・制作し、(5)に配信(実施)。(6)結果を分析して、その知見を元に(7)ナレッジを蓄積したり、その後のルールとして活用します。さらに、(8)新たな仮説を元に次のコミュニケーションを企画します。

 (3)~(8)のPDCAサイクルを回し、徐々に効果が上がる手法を見つけていくことこそが、メールマーケティング成功のための唯一の確実な道なのです。

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