アイレップは、オーバーチュア株式会社が提供するスポンサードサーチの新広告システムの充実度を評価した「オーバーチュア新スポンサードサーチファーストレビュー」を7月17日に発表した。今回発表したレビューでは、運用管理、ユーザインターフェイス、APIの3つの視点から、従来の広告システムやGoogleアドワーズ広告と比較し、新スポンサードサーチがどの程度広告主へ良い影響を与えているかを5段階で表している。
2007年7月12日に広告順位決定方式に品質インデックスが導入されたが、今回のレビューは、品質インデックス導入前までのファーストレビューとなっており、アイレップの紺野俊介氏(インターネットマーケティング事業部長)を中心に協議し、SEM専門企業アイレップならではの視点で評価している。以下、「オーバーチュア新スポンサードサーチファーストレビュー」サマリー。
1.運用管理の充実度(評価=3ポイント)
品質インデックスが導入されていない状態での評価とはなるが、広告主視点での管理運用において、過去のDirect Traffic Center(DTC)よりも高度化したサービスが提供されている。ただし、Googleアドワーズ広告の管理運用と比較し、その高度化が広告主へ恩恵を与えているかについては、まだ十分でない部分があるようにも見受けられる。
2.ユーザインターフェイスの充実度(評価=4ポイント)
大規模な広告出稿企業が、大量キーワード出稿や、高額な予算投下を行っても運用管理し易いように、さまざまな新しいユーザインターフェイス(管理画面だけではなくツールや構造といったインフラ)が用意されている。ただし、「運用管理」と同様に、これらの高度化が広告主の利便性向上につながっているかに関しては、まだ改善部分があるようにも見受けられる。
3.APIの充実度(評価=3ポイント)
開発者の負荷低減を視野に入れた、汎用性の高い規格(SOAP,WSDL)の採用は非常に好ましいと考えられる。一方で、現在ライブラリが不足していることは否めない。ライブラリが充実すれば、さらに開発負荷が低減されるのではないだろうか。
プレスリリース:アイレップ、「オーバーチュア新スポンサードサーチファーストレビュー」を発表