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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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初心者Webマーケター向けアフィリエイト入門

Webマーケティングにアフィリエイトを使おう!【5】
アフィリエイト運用におけるリスク管理

その他アフィリエイト運用にかかわるリスク

 他に、可能性としてどういったリスクがあるのでしょうか。

アフィリエイトプログラム中止で、けなされる

 高額報酬でお試しセット販売を行っていたため、数多くのアフィリエイトサイトが専用口コミサイトやページを作りSEOにも力を入れていた。その後、諸事情でアフィリエイトを中止せざるをえなくなったところ、自社商品名の検索で上位表示されるサイトが、「自社商品をけなし、競合他社製品を推薦する」内容に変わってしまった(競合他社はアフィリエイトを継続)。

著作権違反者のページに、自社のアフィリエイトバナーが

 著作権を無視してコミック等をデータ化しネット上で無料ダウンロードしているサイト運営者が摘発され、アフィリエイト目的だったと報道された。そのサイト上に自社のバナーが掲載されてしまっていた。

虚偽・過剰な宣伝文句でアフィリエイト

 アフィリエイトサイト側で「絶対に◯◯キロ痩せる」など、虚偽・過剰な宣伝文句で商品紹介が行われた結果、購入顧客からクレームがきた

報酬率の高い商品を買い占め⇒オークションで安売り

 報酬率が高く設定された商品をアフィリエイトサイトが大量に自己購入し、オークションサイト等で正価より安く転売。

 悪質な不正行為を行うのはごく一部のサイト運営者だけですが、企業イメージの悪化につながるケースもありますので、見過ごすわけにはいきません。

 アフィリエイト・プログラム開始後、放置状態にしてしまっていたり、オンラインレポート分析や実際にどう紹介されているかのチェックなどを怠ってしまっていると、「管理が甘い企業」として一気に狙われる可能性もあります(代理店やASP等に運用丸投げしてしまっている場合なども起こりうる)。

 定期的なレポート分析・提携サイト確認など地道に行い、ASP担当者や時に他企業のアフィリエイト担当者とも情報共有を行ってゆくことで、こうしたトラブルはかなり防ぐことができます。

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この記事の著者

和田 亜希子(ワダ アキコ)

1994年早稲田大学政治経済学部卒。住友銀行、ライコスジャパン(検索エンジン)、カレン(メールマーケ支援)を経て2001年独立。アフィリエイトASP「LinkShare」からの受託で、個人アフィリエイト支援業務やアフィリエイトコンテストの開催に携わり、またECサイトのアフィリエイト導入やアフィリエイト・リレーションシップ・マネジメント(ARM)にも従事している。1999年に立ち上げた日本で最初のアフィリエイト専門情報サイト「アフィリエイトINDEX」をはじめ、「東京ホットスポット情報館」「東京...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/01/04 08:00 https://markezine.jp/article/detail/14814

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