リスティング広告での自社名・商品&サービス名購入
アフィリエイト担当者の悩みの種としてよく語られるのがこれです。自社名や商品&サービス名でのリスティング広告購入を禁止しているにもかかわらず、気付くと出稿していて、ただバナーを貼りつけただけのぺらイチページに飛ばし、経由させることで高額の報酬を得るというものです。
報酬単価が数千円と高めの資料請求や見積もり請求、トライアルセット購入などで頻発しています。
中には手の込んだ人もいて、その企業の担当者の監視を逃れるため、夜間や週末だけにスケジューリングして出稿したり、地方からアクセスするユーザ限定でキーワードを買うといったことも行われています。
見つけた場合には、ASPとも連携して厳しい対処をとりましょう。
不正に対して厳しく対応している姿勢を見せ続けることが最大の不正防止策
不正取り締まりは多分にいたちごっことなってしまいます。不正発見し提携を解除しても、別のASP経由で別名義でまた提携してくることもありますし、提携を解除してASPへの不正通報をしても、ASPが対処せず他のECサイトに対してまた同じことをし続けているケースも見られます。
なかなか対抗しうる手段がないのですが、あえていえば「厳しい対応姿勢を見せ続ける」ことです。監視をきちんと行っていること、不正行為を具体的に示し、不正疑いがある場合には即提携解除することなど、メールニュース等でも告知をします。また実際に不正発見した場合には、ASPとも相談の上速やかに提携解除し、報酬の支払いを止めるなど措置をとりましょう。特に禁止キーワードでリスティング広告を買っているアフィリエイトサイトの場合は、出費が先に発生していて大きな痛手となります。
現在、ECサイト間での情報交換などを通じてアフィリエイトの不正行為に対処しようと活動をしている団体として「日本アフィリエイト交流振興会」(http://www.japan-affiliate.org/)があります。機会があったら主催イベントに参加して、横の連携を図ってみてください。
交流振興会の代表を務める企業が運営している「アフィリエイトSOGO.COM」(http://www.affiliatesogo.com/)も参考になります。
