広告掲載が見込めないキーワードでの運用は品質の低下を招く
スポンサードサーチ®で集客を図る場合、ビッグキーワードでの掲載は入札価格が高騰しがち。費用対効果良く集客しようと考えて、複合語など、ロングテールのキーワードで稼ごうとするトレンドがある。
ただロングテールを重視するあまり、中には10個近くもキーワードを組み合わせて入札するなど、そもそも検索されていないキーワードで入札している広告主も散見されているそうだ。
スポンサードサーチ® Ver.3には「キーワードアドバイスツール」が追加リリースされた。以前使われていたツールのように、特定のキーワードおよび関連キーワードの検索数を調査できる。
このツールを使って、例えば「マーケティング」で調べてみると、関連キーワードの「マーケティング セミナー 東京」での検索数は著しく少ないことが分かる。
このような広告掲載が見込めないほどのスモールキーワードでの入札があまりに多い場合、アカウント全体の評価が下がってしまう恐れがあるという。
事前にキーワードアドバイスツールで調査し、運用してみて掲載されなかったら削る。そんな運用がヤフーからは推奨されている。
アカウントを正しい設計で運用することに目を向けよう
費用対効果を改善するため、旧スポンサードサーチでは完全一致至上主義、膨大なキーワードでの運用、入札価格をこまめに変動させることでの露出コントロールといった動きがあった。
こういった取り組みを否定するわけではないが、スポンサードサーチ Ver.3では過剰な取り組みは品質に悪影響を与えかねない。移行後は品質が今まで以上に重要になるそうなので、アカウント全体のバランスを見て、正しい設計で運用していくことにもっと目を向けてほしいということだ。