品質インデックスは入札キーワードと紐づけられるように
もう1つ挙げた品質インデックスの紐付け方法について。品質インデックスは、キーワードと広告の関連性・親和性の高さを評価する指標。品質は検索連動型広告の掲載順位などに影響する。
その品質インデックス、旧スポンサードサーチ®では広告に紐付いていたものが、スポンサードサーチ® Ver.3から入札キーワードと紐付けられるようになった。
従来の紐付け方なら、広告を変更して品質改善を図るのには向いていたが、どのキーワードで品質が悪いのかと分析するのに向いていなかった。
今回の変更によってキーワード別の品質を把握できるようにしたことで、入札キーワードの入れ替えによって品質を改善するようにしてほしい。そんな狙いがヤフーにはあるようだ。
部分一致で広げて、対象外キーワードの設定で効率を上げる運用にトライを
マッチタイプや品質インデックスに手が加えられたことで、スポンサードサーチの効率的な運
用方法も変わってくるはず。提供元であるヤフーはどのような運用を想定しているのだろうか。続いては、ヤフーの推奨する運用方法について紹介していこう。
運用にそこまで手がかけられない場合、マッチタイプの部分一致を活用していきたい。入札キーワードと関連する広範な検索キーワードで広告が掲載されるため、完全一致を多用するのと比べてキーワード登録・管理の手間を圧倒的に省略できる。
ただ、漫然と部分一致を利用していては、広告パフォーマンスを改善できない。そんな時にはスポンサードサーチ Ver.3で大きく見直しが図られた「対象外キーワード」の機能を活用しよう。
新しい広告管理ツールでは【検索クエリーを表示】のタブを操作することで、実際に広告掲載された検索クエリーの一覧を表示できる。
一覧に出てきた検索クエリーのうち、パフォーマンスの悪いキーワードを選択。リストの上側にある【対象外キーワードとして追加】のボタンを押す。するとそれ以降、対象外に指定したキーワードでは広告配信されなくなる。成果につながらないキーワードを対象外キーワードに設定していくことで、パフォーマンスを向上することができるのだ。