目的
本調査は、メールマガジン、及びソーシャルメディア(Twitter、Facebook、mixi)といった消費者に情報を届ける為のプッシュメディアを通して、企業・ブランドが発信する情報がどのように捉えられているのか、現状の把握を目的としています。
調査結果概要
調査結果より、メールマガジンはクーポン、キャンペーン情報のようなユーザーの生活に直接利益をもたらす情報へのニーズが高く、実際に取得もされており、有益な情報を得られるリンク先に飛んだり、店舗へ行くといった直接的な行動を喚起しやすいメディアである事がわかりました。解約理由を見てみると、配信される情報が自分に合っていなかった、期待していた内容ではなかったといった回答が多く見られ、解約を防ぐ為には登録前にメールマガジンの内容を周知する必要があると推察されます。
一方、ソーシャルメディアでは興味のある企業・ブランドを登録・フォローするという点ではメールマガジンと変わらないものの、更新頻度の高さが解約意向に結びつく事は少ない結果となりました。
これは、情報がタイムライン上で常に流れていくソーシャルメディアの特性が影響していると推察されます。また「友人のコメントや投稿」「信頼できる第三者のコメント」に影響を受けやすいという結果から、情報の拡散・話題喚起に優れた媒体であると考えられます。以上のように、メールマガジンは直接的な行動喚起、ソーシャルメディアはバズの醸成に効果的であり、双方を組み合わせる事でより効果的にユーザーに情報を届ける事が出来ると考えられます。
調査のトピック
- 興味を持つきっかけは、友人数の多いユーザーが「友人」、少ないユーザーが「広告」
- メールマガジンは直接・即時効果、ソーシャルメディアは話題性・口コミ効果
- メールマガジンはユーザーに合った情報配信、ソーシャルメディアは長期的コミュニケーション実現する事が重要
調査概要
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 調査地域:全国
- 調査対象:20~49歳の男女※調査会社が保有する調査パネル
- 有効回答数:618サンプル
- 調査日時:2011年12月9日~12月11日
- 対象者条件:メールマガジンを6件以上購読しており、1.Facebook、Twitter、mixiのいずれかに週1回以上ログインをしている、2.メールマガジン、Facebook、Twitter、mixiのいずれかで企業・ブランドが発信する情報を購読している