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カリスマ店長・関口むつみのこれならわかる!集客の鉄則

ネットショップ「売れないお店」を「売れるお店」にする5つのヒント

 販売企画はきちんと立てていますか? ただ商品を並べるのではなく、積極的にお客様にご提案をした方が、「あ、買おうかな」って思ってもらえます。この「あ、買おうかな」を作っておきましょう。

 リピート率が高いと予想される商品は、おためしセットとして販売し、顧客になっていただくと効果的です。また、1年間を通して販売企画のスケジュールを立てておきましょう。

1月:お年賀
2月:バレンタインデー
3月:ホワイトデー・卒業・入学・初節句・お引越し
4月5月:母の日
5月6月:父の日
6月7月:お中元
8月:暑中見舞い・残暑見舞い
9月:敬老の日
10月:クリスマス
11月12月:クリスマス・お歳暮・年末商戦・お年賀

という感じで1年間の行事と、企画をはじめる時期をきちんと計画を立てて実効しましょう。お店を運営する上で、年間スケジュールを立てて実効するのが基本です。基本の販売企画をマスターしたら、ご自身のショップオリジナルの企画を立てましょう。

企画を立てたら、次はバナーの作成です。バナーが無いと企画に気付いてもらえなかったり、興味を引くことができません。ショップをまるごとwebデザイナに依頼するのはある程度予算が必要ですが、もし自分でバナーを作ることができなければ、バナー1点単位の場合は数千円の予算で作ってもらえる場合が多いので、外注も検討しましょう。

 また、プロが作るよりも訴求力は劣るかもしれませんが、商用可能で簡単に誰でもバナーを作ることのできるツールもあるので利用してもいいかもしれません。

ヒント⑤ 確実な分析と投資を

「売れない」のには、理由があります。逆に言えば、売れない理由があるのですから、その理由を解決すれば、売上げをあげることができます。自分のショップに足りないのは何かを考え、その足りない部分を補って、売れるお店を作って行きましょう。しかしここで自己分析を間違えてしまう場合もあるでしょう。例えばサイトが充実していないのに広告を打っても無駄に終わります。

「何かがおかしい」、「上手くいかない」、「自己分析が上手くできない」という状態に陥ってしまった場合は、1人で悩まずに、身内や友達、ショップオーナーのお友達など、いろいろな人に相談してみましょう。自分では気付かなかった足りないことに気付かされることでしょう。

 まずはどこが足りないのか、どこが悪いのかを洗い出し、確実にその部分に注力・投資しましょう。何もわからずに投資するよりも、絶対に効果があがるはずです。

“先駆者利益”だけで売れているネットショップは皆無

「あのお店は先駆者だから」とか、「開店するのが早かったから上手くいったんだよ」なんて言っていませんか? 「あの頃は開店しただけで売れた時代だよ」というのは大きな間違いです。確かに先駆者利益という言葉はありますが、早く始めた人が全て売れたわけではありません。早期にお店をスタートさせたけど、売上が上がらずにお店をたたんだネットショップもたくさんあります。早い時期にネットショップを始めて、今、超有名店になっているショップは、まだノウハウがない頃に、自分たちで必死に売るための努力をされてきました。そして時代がかわった今も、その時代に合わせて売るための努力をし続けています。

「もっと早くに開店すればよかった」「作業する時間がないから売れない」「売れていないから外注に出すお金はない」などと負け惜しみを言うなら、いっそのことネットショップは辞めましょう。厳しい言葉になりますが、言い訳ばかり探しているお店は絶対に売れるようにはなりません。

 努力を続けなければ、時代の流れにもついていけませんし、売上げを上げ続けることはできないのです。そう考えると、開店時期がいつであろうと、売れる人と売れない人の違いは、「やるか・やらないか」の違いなのかもしれません。

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この記事の著者

関口 むつみ(セキグチ ムツミ)

1974年東京うまれ。化粧品販売、2トントラックのルートドライバーなどの職を 経たあと、LAN設置工事や社内サーバ管理など行う。 2003年に知人のネットショップ構築を支援したことがきっかけで、インターネット通販に興味を持つ。2004年7月、開店資金5万円で、ブログを利用したネットショップ「和食器益子焼販売 楽raku」を...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2007/08/06 09:00 https://markezine.jp/article/detail/1547

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