- 時期:2012年5月
- 国名:USA
- ブランド名:BAND-AID(Johnson & Johnson)
- 業種:ヘルスケア製品メーカー
痛くてないていた子がもう笑った!バンドエイドのAR企画
ジョンソン・エンド・ジョンソン社が製造・販売しているガーゼ付き絆創膏ブランド「BAND-AID」のARプロモーション。今回のプロモーションはディズニーの冒険ミュージカル映画『ザ・マペッツ』との連携で生み出された子供をターゲットにした企画です。プロモーション名は「Magic Vision」。
商品は「セサミ・ストリート」などで知られるマペット(操り人形)作者ジム・ヘンソンによる人気キャラクターの柄がはいった特製「バンドエイド」。
こちらをiPhone、iPadで子供たちがスキャンすると、AR技術により「バンドエイド」からディスプレイにカーミット(カエルのマペット)が飛び出してきて、子供を楽しませてくれるという仕掛け。
iPadを傾けると、それに合わせてブランコに乗りながらカーミットがギターを弾いてくれたりします。
キャラクターごとにバンドエイドがあり、 ミス・ピギー柄のバンドエイドからはもちろん彼女が姿を現し、レッドカーペットで写真を撮ってもらえるようにポーズをとります。
“命知らずのパフォーマンスアーティスト”のゴンゾも登場し、男の子がiPhoneをシェイクすると、ゴンゾもつられてディスプレイの中でシェイクします。
この仕掛けに子供たちはみんな大喜びではしゃぎ放題。
一般的に「バンドエイド」を使用するシチュエーションは、子供にとって傷が痛くて、気分がへこんでいるとき。でもそんなときに大好きなキャラクターがバンドエイドからARで姿を現してくれることで、ワクワクして痛みを忘れさせてくれるというコンセプトになっています。素晴らしくステキな企画。
子供たちに少しでも元気になってもらおうと、キャラクター柄入りのバンドエイドはすでにありますが、AR技術と連動させることで、子供を別の次元でワクワクさせることが実現できているように思います。新しいテクノロジーはプロモーションにおいて、今回の事例のように「驚きとワクワク感を演出する」ために活用されるのが望ましいですね。
代理店はJWTだそうです。グレイトアイディア!!
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動画はコチラ
参考サイト
PSFK先週の紹介キャンペーン
記事転載元:ブログタイムズBLOG