1年単位で考えるオウンドメディアの評価
オウンドメディアの役割である「おもてなし」。適切におもてなしできているかの評価も忘れてはいけません。重要なのは、短期的な数値で一喜一憂しないことです。オウンドメディアは年単位の中長期的な視点で運営することで、徐々に成果を出してくれます。
具体例として、筆者の運営するコーポレートサイトのloftwork.jpでは、「新規問い合わせ獲得」「ブランディング向上」の2つを目的に、サービスや事例、会社情報の紹介、制作現場で活躍しているディレクターによるコラムや、社内の出来事を紹介する広報ブログなど様々なコンテンツを提供し、試行錯誤を繰り返しながら、ユーザをおもてなしできるように意識しています。

オウンドメディアの継続的メンテナンスが、トリプルメディア効果を最大化する
第1回目は、オウンドメディアの概論をおさらいしました。もっとも重要なのはトリプルメディア上での効果を最大化させるために、オウンドメディアを継続的にメンテナンスしていくことです。
重要性は分かっていても、担当者がいなかったり、続けられる仕組みがなかったり、そもそも何をコンテンツとすべきかわからなかったり、と様々な悩み・課題があるのも事実です。オウンドメディア運営は、突然明日からできる類のものではありません。中長期的な体制を作り、しっかりと予算を割いて気長に運営していく努力が求められます。
次回・第2回目では、より戦略的なオウンドメディア運営をするにあたり、具体的な指針の第一歩となる「自社が提供できる本質的な価値」の考え方から始めます。
- オウンドメディアは、トリプルメディアという文脈の中で語られるようになった概念
- オウンドメディアの役割は、ユーザをおもてなしすること
- オウンドメディアの評価は、中長期的な視点で行うこと