ユーザにアプリを見つけてもらうために欠かせない「ASO」
皆さんはアプリを探すとき、どこでどうやって探していますか? 例えば「いい家計簿アプリはないかなー」と探していた場合。私はApp Storeを「家計簿」などのキーワードで検索します。実は、スマートフォンユーザの56%以上がこの方法で新しいアプリを見つけているんです。
今回は、ユーザにアプリを見つけてもらうために欠かせないApp Store Optimization「ASO」(App Store最適化)についてお話しますよ。また、この連載記事を書くにあたって、「SearchMan」というツールを提供するAppGroovesの柴田尚樹さんにお話を伺っています。せっかく出しているアプリがターゲットユーザの手元にきちんと届くように、今日からさっそく実践してみてくださいな。
広告やプロモーションによるユーザ獲得の限界?
個人開発者がつくったアプリから企業のブランディングのためのアプリまで、AppleのApp Storeには65万点以上のiPhoneアプリが存在しているそう。星の数ほどあるアプリケーションの中で、ターゲットユーザがきちんとアプリを見つけられる状態にあるのかはとっても大事。これはウェブサイトに置き換えて考えるとすごくシンプル。サイトを立ち上げる時にSEOを無視するおバカさんはいないもの。
ところが、App Storeの検索になった途端にそれがまったく忘れ去られてしまっているのが現状。多くの企業がアプリの提供開始時にプレスリリースやプロモーションなどで盛り上げて、その結果ランキングに入ることで継続的なダウンロードを狙ってる。でも、これには費用もかかるし、特に広告などで獲得したユーザはアプリへのロイヤリティも低い。